2018年マイベストディスクトップ20

さて、楽曲ベスト10に続きアルバム単位でのベスト20をまとめてみました。前回書いた通りアルバム聴きする旧世代の人間なので、ベストソングよりベストアルバムの方が母数は多くなります。旧世代って自分で言っちゃったよ。歳はとりたくないもんだな。なんの話だっけ。

 

過去のものはこちら。多くなってきたので何が1位かは省略するから、各自の目で確かめてくださいね。

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年

 

アルバムの場合は楽曲の判断基準に加えて追加の選考基準があるのでそれも書いておきますね。

 

構成の妙:つまるところ曲順。個々の良くても、明らかにかみ合わせの悪い並び順になっていたりしてるとつらい気持ちになります。
成長性・進化:アルバムというのはシングル以上にそのミュージシャンの一定期間における活動のまとめというような色彩を持つと思うわけ。だから、やっぱり前より良くなってほしいしマンネリ感や成長が見て取れない感じを見ると「惜しいな」と思っちゃう。
時代性:「この2018年に鳴るべき音か」とかいうけどハイパー主観に満ちた要素。どちらかというと「この時代にこれかよ!」みたいな減点要素に使われてしまう気もしなくもなく。あくまでも、自分にとってのジャストフィット感でしかないことは強調しておきたい。主観だ主観!!

 

というわけで、そういった観点から選んだと言われている20枚はこちらです。コメント入れるのはトップ10から。

 

20位:ペンギンラッシュ「No Size」

今年知ったグループの中では一番好き。知ったのが遅くてリリイベとか逃してしまったのが残念だった。

19位:三浦大知「球体」

ググッとアーティスティックな方法に寄せた作品。彼がこれをやったということの意義はすごく大きいよねって思う。

18位:宇多田ヒカル「初恋」

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ラップ的な歌唱が(Feat.ではなく)あったりとかより今の世界の音楽の傾向とリンクしている感じがした。ライブも見に行ったけど本当に歌がよかったな〜

17位:市川愛「MY LOVE, WITH MY SHORT HAIR」

菊地成孔プロデュース案件という事で聴いたらかなり好きな感じだった。曲中にセリフが挟まれるのが本当面白くて良かった。

16位:阿佐ヶ谷ロマンティクス「日が灯る頃には」

1stがはちゃめちゃに良かった阿佐ヶ谷ロマンティクス。もちろん抜群に良かったのだけど基本的には路線踏襲だったのでこのあたり。

15位:ネクライトーキー「ONE!」

今グイグイきてる若手バンド。勢いとメロディとボーカルの個性と全部揃っててこれからが楽しみになる。

14位:中村佳穂「AINOU」

最初聴いた時これは本当にこの音源でいいの?って思っちゃった。それくらい歌の音像というか聴こえ方が独特で心にグッときた。

13位:Shiggy Jr.「DANCE TO THE MUSIC」

メジャーデビューしてから相当色々苦労していた印象があるけど、ここにきてすんごくShiggy Jr.らしくしかも全曲強度のある素晴らしい作品ができたと思う。Gt.原田さんが丸々歌う曲もあってそれも良い。

12位:南波志帆「Fille! Fille! Fille!」

フレンチポップ的なテイストでものすごく好みドンピシャだった。かつてのカバーアルバム「CHOICE」を思い出すし、曲自体がそもそも南波ちゃんのボーカルを最大限に活かす方向で作られているのでフィット感がさらに上がってて好き。

11位:七尾旅人「Stray Dogs」

内省的なポップスというのが彼のイメージだったけど、そういったところも少し残しながら思いっきり開かれたポップスになってる。とはいえやさしい歌声はそのままなのでとても聴き心地が良い。「湘南新宿ライン」が歌詞に出てきてニヤリとしてしまった。

10位:レキシ「ムキシ」

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ビッグ門左衛門(三浦大知)との「GOEMON」や先行シングル「GET A NOTE」「SEGODON」など、単純にポップスとして秀逸な作品が多かったように思う(なお歌詞はお察しw)。傾向があるのかわからないけどレキシは偶数枚目のアルバムが自分の好みに合う。

9位:イヤホンズ「Some Dreams」

声優ユニットイヤホンズの2nd。演劇がかった曲の構成、作り込まれたキャラクター性など聴きどころが多く楽しかった。

8位:ものんくる「RELOADING CITY」

前作から全ての面でパワーアップしていて表現力が上がってるし、よりジャズとポップスのハイブリッド感が増しててホント曲の強度があるアルバム。

7位:TWEEDEES「DELICIOUS.」

このアルバムについては詳しく記事を書きました。バンドの進化を目の当たりにできている幸せを噛み締めています。

6位:Analogfish「Still Life」

アナログフィッシュ3年ぶりのアルバム、今作もめちゃめちゃよくて、サウンドも歌詞もホント染み込むように入ってきてすごく好きな作品になった。

5位:SOIL&"PIMP" SESSIONS「DAPPER」

これまでの「DEATH JAZZ」路線から急旋回を遂げて現行ブラックミュージックの最前線と同期するかのようなミディアムナンバー中心の構成に。メンバーのスキルがそこにダイレクトに活きていて色気を感じる。凄い作品。

4位:cero「POLY LIFE MULTI SOUL」

前作「Obscure Ride」の現行ブラックミュージックとのリンクから一転、ポリリズムやクロスリズムにBPM変化などが多用された凄まじいリズムの作品に。その結果、なんだか初期みたいなワールドミュージックごった煮感みたいなものも出てきたのはなんか面白い。

3位:くるり「ソングライン」

いつだったかのCDJで岸田さんが「くるりは音楽の世界旅行をするバンドです」って言ってたけど、まさにそれを体現するかのような一作。さあ次は何が来るかなみたいな気持ちで楽しんで聴けたのも良かった。

2位:星野源「POP VIRUS」

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12月にこういう年間ベストのまとめをするとまあ直近に聴いたもののインパクトが強くなりがちなことは否定できないんだけど、それにすぎても好きすぎた。この作品が出る前に発売された音楽雑誌の年間ベスト1位に選出されたことで物議を醸してたこともありかなり警戒して聴いたんだけどそれでも1曲目から好きすぎてもう降参だった。好みドンピシャなんだよね。

1位:lyrical school「WORLD'S END」

勘の良い読者の方はもはやお気付きだったことでしょう。というか最初からわかっていたか。というわけでリリスクのアルバムが1位です。全曲大好きなのでそりゃあもう1位でしょうと。詳細な話は過去記事を見てくださいませ。夏の始まりと終わり・夜から朝が来てまた夜へという二重で時制が変化していくという実はトリッキーな構造はお見事の一言でした。一つ一つの曲が新しく発表されるときのドキドキ感とか今でも思い出すくらい思い入れも強くて、本当に愛おしい作品です。

 

振り返ると上位はリリスク含めてこれまでも高く評価してきたミュージシャンばかりだったのですごい保守的なセレクトになったなーという感想を自分でも抱いた。まあその中でも初聴きの人たちがちょいちょい入ってるのはいいことで。基本今は週末ほとんどリリスクなので来年は平日の時間の使い方をうまくしてもうちょい色々見にいきたいなあとか思っています。

 

それではみなさん、良いお年を。