2014年上半期の印象に残ったアルバムの話+α

毎日のようにワールドカップ見続けてたらいつの間にか6月が終わってたので、取り急ぎ昨年同様上半期ベスト的な物をやってみたい。ただし、今回も順位は付けずに適当に気に入ったものを挙げていくの巻。因みに全然絞れていないので、ジャンル別に適当に挙げます。あとはnoteでも時折ディスクレビューを書いているので適度にリンク差し込みます。

●ロック

邦楽ロックは飽きたみたいなことをいつも言ってる僕ですが、なんだかんだで色々聴いたんですよ。その中で良かったものを挙げるとしたら、パスピエ「幕の内ISM」とthe HIATUS「keeper of the frame」の二つ。どちらもキーボードの存在感が際立っており、単純なギターロックの世界にとどまらない独自性のある楽曲世界を構築していたのが印象的。あとみんなはロックバンドにカテゴライズしてないと思うけど、Silent Siren「31 Wonderland」はかなりよかった。徹底的にガーリーなガールズバンドってのも珍しい。最近話題のSHISHAMOよりも一層ガーリー。

●インディポップ

もっぱら愛好しているジャンルだけど、今年も上半期からなかなか良いのが出ていて、ここからは失敗しない生き方「常夜灯」と吉田ヨウヘイgroup「Smart Citizen」の二つを挙げたい。どちらもジャズ要素が入っている辺りはものすごく自分好み。シャムキャッツもHomecomingsも良かったけどね。あとはGotchのアルバムも、アジカンとは違う趣ながらも彼のボーカルが生きる音になっていて、じっくり聴けるいい作品だなと感じた。

●ポップス全般

くくりがえらく雑だけど、レキシ「レシキ」はすこぶる良かった。あと良かったのはナンバタタン「ガールズ・レテル・トーク」原田知世「noon moon」aiko「泡のような愛だった」など。

●アイドルなど

BABYMETAL「BABYMETAL」はぶっちぎりの良さだった。新曲は3曲しかないけどその3曲がいずれも突き抜けた出来だったので大いに満足。あと良かったのは武藤彩未かな。ライブ込みなところもあるけど、あそこまで古典的80年代アイドルの世界を再現し尽くしたのはすごい。あとEspeciaとか東京女子流も良かったですね、ってアルバム単位で聴いたのこれくらいか。あとはリリスクの「brand new day」カップリングの「Sing, Sing」超良かった。1:45くらいからの「永遠なんてありえないこと〜」のところのハーモニーが素晴らしい。さすがリリスクの歌声かわいい三人娘!!

そんなわけで、とりあえず5枚選ぶとしたらこんなところかな。

なんか半分くらいは継続的に推してる物なので安直に選んでるんじゃないかと思われるかもしれないけど、今回に関して言えば「自分の好きなミュージシャンが期待以上に良い曲出してくれた」ということでそれはまた喜ばしいこと。

●殿堂入り

しかししかし、この上半期でぶっちぎり1位の作品は海外作品。しかもジャズ。Taylor McFerrin「Early Riser」。今年の4月に「現代ジャズ、アツいよ!!」みたいなことを書いたんだけど、この作品はその流れの延長上に位置づけられる作品。なんたってロバート・グラスパーも参加してるしね。そのグラスパー参加曲「Already There」は衝撃的だった。ジャズって感じで構えて聴くと驚くかもしれない。

ジャズ…?確かにジャズの意匠残してる。でもそれだけじゃなくてエレクトロやヒップホップの要素なんかも極めて自然に混ざり込んでいる。ビートに身を任せていたらあっという間に経ってしまう3分間。ジャズ・ファンじゃなくてもグッとくるはずなので、SoundCloudに数曲上がっているからぜひ聴いてほしい。現に、サカナクションの山口一郎さんも「Already There」をヘビーローテーションしているとのこと。きっとグラスパーとかにも手を伸ばしているはずでしょう。次作にいきなりフィードバックされてたりしたら超面白いだろうな、なんて思ってる。来日公演も決まったので、行くよ!!!5月に来日したときも相当評判良かったみたいだし(下の動画がそう)。

https://www.youtube.com/watch?v=Soj_9jz1Ico

この辺のコンテンポラリーなジャズについては日本にもいい音出してるバンドがいる。今年の5月に出たLibstemsの「Daydream Sounds」、聴けば分かると思うけど、ロックリスナーにも楽勝で届くジャズサウンドになっている。

そんなわけで今年も聴く音楽が広がって楽しいです。

去年は上半期に「tofubeatsが1番いい」って言ってそのままになったけど、5枚挙げた中で通年のトップ10に残ったのはそれとパスピエだけだった。今年はどうなることでしょうか。というわけで下半期も楽しみですね、といういつもの締め。