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SUMMER SONIC 2014見聞録

既に前回のエントリで書いちゃったんだけど、サマソニ2日間行ってきました。2日間行ったし実際去年も行ってたわけなのでそれなりに気付きとか色々あるのでちょいと書きます。

オープニングアクト

初日はFOLKS、2日目はパスピエ。どちらも良かった。FOLKSは生で見たの初めてなんだけどパスピエとは別の方向軸でニューウェイブ的なものを消化しているバンド、という印象を受けた。いずれにせよこの2バンドは東京インディー的なものが小難しく複雑に聞こえてしまうようなリスナーにも響くだろうと感じた。

●1日目

TOKIOは前の記事を見てください

BABYMETAL。率直に良かった。今年の初めにオールナイトニッポンのイベントで代々木第一体育館にて見たときは会場の大きさに気圧されてるように見えた。というかガチガチだった。それが日本武道館公演に海外の名だたるメタルフェス、そしてワールドツアーを経て、堂々たるステージングだった。褒めたい。それにしても彼女たちのステージは今っぽくいうとインテンシティ高い。

Jamaica。全くの知識0状態で挑んだけどものすごく良かった。この後に見たPhoenix(彼等もまたすごく良かった)もそうだけど、フランスのインディポップなんだね。フランスらしいセンスの良さを感じた。ただ普通の洋楽ロックって訳じゃないよって感じ。

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Megadeth。初日のベストアクト。とにかく音が重く力強く、さすがBIG4の一角を占めるだけあったなあという感じ(BIG4=スラッシュメタル四天王とも呼ばれる。メタリカメガデス・スレイヤー・アンスラックスの4バンドを指す)。まさに貫禄のステージ。最後の「Holy War」をやる前に一旦下がってアンコールを煽るのがお茶目で良かった(最後から2番目のアクトなのに)。デイブ・ムステイン大佐の大物振りとベースのデイヴィッド・エレフソンのいい人ぶりが際立っていた。なんか去年のLOUD PARKでのイングヴェイを思い出した。笑

●2日目

Robert Glasper Experiment。これ目当てで2日目に来たと言っても過言ではないのだけど、ちょっとグルーブ感が他と大違いだった。最初の方でベースの機材トラブルがあって音が出ない中でいきなり即興演奏に切り替えて場をつなぎ、復旧したら元のセットリストに戻るという柔軟さと技巧も見せつけたり(その分かなり時間延長したw)。楽曲はDaft Punkの「Get Lucky」(未音源化)やNirvanaの「Smells Like Teen Spirit」のカバーなどロックフェス向けの曲目。(他にやった2曲はオリジナル音源だとコモンやノラ・ジョーンズとの共演作なんですな。アルバムだと「Black Radio 2」所収) 。  

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とりあえずドラムのマーク・コレンバーグのドラムが見たことない手さばきだった。これはもう実物を見てもらった方が早いだろう。

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なんでそれ片手で叩けるの…というフレーズの連発。とにかく生で見られて良かった、という思い。今回はサマソニと単独公演がセットになっての来日だったけど、次回の単独公演には絶対行く。

森高千里 with tofubeats。今年のサマソニの個人的ベストアクト。まず森高千里の歌がそのままなんですよ。しかしホントに45歳なのか…?「23歳のおっさん」ことトーフさんと並ぶとどっちが年上か…はわかるけど倍ほどあるようには見えない。そしてただの懐メロ歌謡大会では終わらせないtofubeatsによる全力リミックス+トーフ曲との繋ぎ・マッシュアップ。「勉強のうた」は「マジ勉NOW!」とマッシュアップされ、「ストレス」は自身がかつてRemixしたねごとの「sharp#」とマッシュアップされ(というか森高さんが普通に歌ってたから最初気付かなかったよw)さらには「ディスコの神様」や「水星」等を森高さんが歌い、最後は「朝が来るまで終わることのないダンスを」から「Don't Stop The Music」につなげて大団円(この繋ぎもtofubeatsファンにはおなじみ)。過去と現代が幸福な邂逅を果たしたライブ。森高ファンもtofubeatsファンも両方満足させられる出来の良いライブだったのではないだろうか。完全勝利!!(ロキノン風)

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Avril Lavigne。発表がかなり後だった割には前回の来日からわずか半年という、急遽ピンチヒッター的に来たんじゃないか疑惑が若干あったけど、1stの時から継続的に聴いてたのに今まで見たことなかったので、見られて良かった。オールタイムベストみたいな感じで選曲はまずまずだったと思うけど、和太鼓ユニット無限をフィーチャー、きゃりーみたいなスカートに上着のバックプリントは「I ♡ JAPAN」、着替え場所のマットレスもハローキティ(ステージMCが後で説明してたけど本人のTwitterにあったので下に貼る)、慣れた感じの日本語挨拶と、日本愛凄かった。多分来たくてしょうがなかったところに今回の話は渡りの船だったんだろう。サマソニの前後にZeppツアーまで組んで、丸1週間いたわけだしね。また来てください。

QUEEN with Adam Lambertフレディ・マーキュリー没後23年。僕はフレディを既に亡き歴史上の人物としてしか知らない。しかし有名な曲は知ってる。しかしアダム・ランバートは蹴好評版良い感じだったので「どれどれ…」と見たところ相当凄かった。最初は「うん、フレディっぽさ出てるね」位だったのが、段々妖艶な雰囲気を増してきて、「もしかしてこれはとんでもないものを見てるんじゃないか…?」という気分に。「Killer Queen」ではステージ中央に置かれたソファの上に横になり金の扇子で顔を扇ぎながら歌うなど、どんどんヒートアップ。彼もまたフレディと同様同性愛者であることをカミングアウトしているんだけど、それだけでは説明が付かない位の色気。「フレディが憑依している」としか言い様が無くてあとは本編最後の「Bohemian Rhapsody」まで全く目が離せなかった。アンコールの「We Will Rock You」「We Are The Champions」はちょっと言葉にならなかった。凄いもん見たなーと言うのが率直な感想。これがフレディだったら、というIfはやめておこう。スタジアムであれを見られたということだけでも大いに価値があるのだから。

今年見た物は総じて満足でした(見た物全部書いているわけではないのであしからず)。

●どうする!?サマソニ(大げさ)

行って気になったことが大きく2点ある(リストバンド交換所の位置や物価等色々言いたいことはあるのだけどそれは些細なことだ)。

1点目は客入りの話。今年は東西で来場者数16.5万人、東西で全券種が売り切れた昨年の23万人を大きく下回った。そんな中でもソニックマニアは売り切れているのでやっぱりEDMの時代来てるよねみたいな話になるんだけど、別にだからといって時代が完全にそっちに移行してるんじゃなくて単純に去年より集客力に欠ける陣容だっただけという気がしている(個人的には最高だったけど)。昨年のメタリカリンキンパークMUSEミスチルと比べれば今年のヘッドライナーはインパクトに欠けるものではあった、それだけのことでは。セカンドヘッドライナーがツェッペリンでないロバート・プラントと半年ぶりのアヴリルだし。しかし、だいたいヘッドライナー以外では来場者数は大きく動かないので、今後は去年みたいなダブルヘッドライナーを取って客を確保するような形になるのかもしれない(好みの分散が進んでいる、というのもあるだろう)。ただし、人が満杯でなかった分、今年は去年に比べて色々快適でした。

2点目は撮影の話。上の動画のいくつかもそうなんだけど、観客によるステージ撮影が半ば当たり前の光景になり、たくさんYouTubeにアップされた。10日ほど経っても結構な数の動画が残っている(中には演者が自らTwitterで紹介したものまで。あれは半公式なのかな?)。洋楽ミュージシャンではもはやライブ中の写真撮影は当たり前になっており、現にアヴリルZeppツアーでファンによるステージ撮影を許可し本人がTwitterでファンの写真付きツイートをRTしている。そういう状況下で「禁止ですよ」ととりあえず掲示をしてお茶を濁すのではなく、一定のルールを付けた上で(スマホタブレットのみとかにするなどして)解禁の方向に向かっていって良いのではないかな。実運用考えると著作権法など絡む問題なのでなかなか難しい話だろうけど、特にフジロックと並び洋楽ミュージシャンの多いフェスなので、こういう建前と実態が乖離しているみたいな状況ではあまりよろしくないんじゃないか。

若干話がそれるけど、サマソニでは同じ会場でやるCDJよりも、そこら辺にゴミが転がっていることが多い。別にRIJFみたいに口うるさくルールをどうこうしろとかいうつもりではなくて、最低限の信頼関係が維持出来るガイドラインみたいなものが浸透するくらいは必要なんじゃないかな。撮影も多分その中に入るだろう。毎年違うフェス行ってる僕が言うのもなんだけど、ブッキングの魅力への依存度を下げるためのサマソニという「場」作りをもう少し考えても良いんじゃないかな、というのが去年と今年続けて通った感想。

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