というわけで今年もいよいよ終わり、という感じになってきましたので、いよいよ毎年恒例のあれ、行きたいと思います。2014年マイベスト。昨年同様楽曲はベスト10,アルバムはベスト20で行きます。楽曲の方が母数多いはずなのになんでベスト10までなのかって!?なんででしょうね。笑
一応いくつか条件があります。1ミュージシャン辺り1つにすること、それからネット上に何らかの聞ける音源(YouTubeかSoundCloud)があることです。因みに2013年のベストはこちら。あの時ほどは悩んでないかな。次点が多すぎて困ったけど。それではいってみよう!!。
10位:上坂すみれ「パララックス・ビュー」
上坂さんは喋り面白いしかわいいんだけど、曲が一切ハマらないな~と思っていたところにこれ。NARASAKIさん良い仕事です。というか僕はこういうサウンドと声にギャップが感じられるような曲が好きなのか…?因みにMVで古今東西のゲームのパロディをしているのがめちゃ面白い。
9位:tofubeats feat. BONNIE PINK「衣替え」
今年もtofubeatsは色々良い曲出してくれたけど、特に良かったのはこれ。ちょっと寒くなってきたかな、という空気が声で表現されている。森高千里・藤井隆に続いてBONNIE PINKという20世紀の素晴らしい才能を召喚するセンスに脱帽。春には本人歌唱バージョンも出してる(製作の都合による苦肉の策らしいけど)のでそちらもぜひ。
8位:Awesome City Club「4月のマーチ」
今年知ったバンドの中でも抜群に良かったAwesome City Club。最近のクラムボンに近い室内楽的な音作りとYogee New Waveなんかと同じようなシティポップ的な音が同居している。ものすごい好み。来年早々に見るチャンスがあるので楽しみ。音源リリースも早々に頼みますよ~!
7位:平賀さち枝とホームカミングス「白い光の朝に」
このコラボが来た瞬間にこれは絶対良い曲になるだろうと思ってたら本当に良かった。みずみずしさに満ちていてかつ和む。やっぱり僕はこういう系統のサウンドには抗えないらしい。なんだかんだでホムカミもアコースティックセッションしか見たことないのでどこかで見たいなあと思いながら1年経ってしまった。年末にアルバム出るんだけど12/23というギリギリの日程なので年間ベストへの編入は難しそうであり残念。
6位:BABYMETAL「ギミチョコ!!」
この曲に関しては1年前に初めて聞いたときから同じ事を言ってる。
あとギブミーチョコレート!っていうあのスラッシュメタル風の新曲、振り付けとか含めてすごくかっこかわいかった。まさにドキモニに次ぐ、世界に発信したいベビメタ曲になるかも?アルバムめちゃくちゃ楽しみ。既存曲も神バンドの再レコーディングお願いしますよKOBAさん……!!
— たにみやん (@tanimiyan) 2013年12月21日
This Is BABYMETALである。
5位:lyrical school「Sing,Sing」
リリスクは本当にこういう曲が良いんだよおお!!……いけない、取り乱してしまった。バラードっていう形に持ち込まずにこういうメロウなナンバーを出来るのってホント良いよね。「永遠なんてありえないこと〜」って所のayaka×yumi×minanの声が最高すぎる。アイドル楽曲大賞とは別の曲を投票してるけど、「推しと好きは違う」って僕の推しが言ってたから、ね。あ、でも僕は大部彩夏さん好きだよ?(聞いてない)
4位:清竜人25「Do♡You♡Marry♡Me?」
なんか語れば野暮になっちゃう感じがあるくらい巧妙に作られてるなあという感じのする「アイドルグループ」だけど、とりあえず底抜けにハッピーで良い曲ですよ。そういう意味でも2014年を代表するイノベーションの一つとして挙げたい。ダンス☆マンめちゃめちゃ良い仕事してる。
3位:サカナクション「さよならはエモーション」
この曲は元々のタイトルが「さよならエモーショナルロック」で、フェス向きみたいな曲はもうこれっきりにしようという気持ちがあってそれすごくカッコいいよねみたいな文脈でばっか語られがちなように感じているけど、それ以上にもっとこの曲自体のことを見ようよという気持ち。ロバート・グラスパー・エクスペリメントのジャズによるドラムンベース人力再現をJ-POPの中に取り込んじゃった!という同時代の面白い物をキャッチするセンスについてこの曲はもっと語られるべきなんじゃないかと思う。サカナクションはやっぱり良いバンドだ、と再確信した。
2位:Negicco 「光のシュプール」
僕としては、Negiccoの昨年のアルバム「Melody Palette」以降に出たシングルA面曲はどれも物足りなさを感じる物だった。しかしこの曲はそういう1年分のモヤモヤを跡形もなく吹き飛ばしてくれた。敢えて言うなら「さよならMusic(「ときめきのヘッドライナー」カップリングのconnieさん曲)」+「サンシャイン日本海(前シングル・田島貴男プロデュース)」。この1年のNegicco楽曲の本当に良いところを集めて作り出した渾身の作品であり楽曲派向けアイドル楽曲の一つの到達点。落ちサビのNao☆ちゃんは大天使。今年のウィンターソングはこれで決まりだっ!!
1位:きのこ帝国「東京」
5秒でやられました。YouTubeで公開されたMVを見た瞬間にこの曲が2014年のベストトラックであることをおそらく確信していたんじゃないかと思います。声も歌詞もメロディも伴奏も完璧な1曲で、心を揺さぶる情感みたいなものが満ち満ちている。はやくライブで聴きたいです。しかしなぜtofubeatsと同じ時間に……(以下今年のCDJのタイムテーブルに対する文句が小1時間続く)
次点はこんな感じ。
- Perfume「Hold Your Hand」 こういうPerfumeが僕は大好きです。
- くるり「Liberty & Gravity」 この1曲の中にどれだけの要素が入っているのだろうか。
- 赤い公園「NOW ON AIR」 ストレートなようで、歪なような。このバンドは今年完全に「自分達の色」を確立したように感じた。
そんなわけで、結果はこのような感じになりました。MUSICAの今月号で鹿野淳さんが「ロックとポップスというもののお互いのカウンター意識が崩壊した」と言ってたけど、自分のランキング見るとそんな感じになっているような気がしたり。今年は去年に引き続きフェス仕様4つ打ちロックが流行ったけどその一方で変に気構えずにいい音を鳴らそうという曲もまたたくさんあったように感じるところ。バンドサウンド・アイドル・声優などなど色んなものを聴いたけど、どのジャンル・カテゴリーでも色々新しいアプローチをしているのが感じ取れて、今年もやっぱりいい年だったなあという感想。
いかにも締めるようなことを書いたけどベストアルバムあるからね!こちらは去年以上に選考が難航を極めました。というかまだ順位が確定してません。泣!お楽しみに!!