たにみやんアーカイブ(新館)

音楽について何か話をするブログです

デジタルノートがやってきた。〜iPad2 First Impression

4月28日、仕事後すぐに銀座のApple Storeに行って、買ってきましたよiPad2。1時間半くらい並んだ。まあそれくらいで済んで良かった。

Wifiモデル・黒の64GB。白は16GBしかその時点では売ってなかったけど、元から黒狙いでしたゆえ安心して購入。その場で開封・初期不良や起動の確認をしてくれるのがさすがのApple Storeクオリティ。店員さんも楽しそうだった。話してたら「初日は私たちもテンション高いんですが、明後日くらいになるとさすがにガス欠になるんです…」とのこと。てことは今日辺りしんどいんだろうな。がんばれApple Storeのスタッフさん達。

まあその日は飲み会だったのであまり触ることなく、翌日に色々やってみたので、その感想とか何とか色々。

●外形寸法とか サイズはかなりちょうどいいんじゃないかと思う。画面のサイズは本とか読むのにもちょうどいいし、iPhone/iPod touch以上のことは確実に出来る。たいていのカバンにもすっぽり入るし。重さも上々。確かに素の状態だと軽い。今は風呂蓋ことSmart Coverと透明ケースに入れているので、800gくらいになっているのかな。まあそれほど重くはないけど、横になりながら持ってると疲れるかも。 カバーを付けるとこんな感じ。因みに、最初は保護フィルムも付けていたんだけど、気泡とかの処理が大変だしその上ゴミが入る確率が高かったりしたので結局とってしまった。でも冷静に考えれば普段からこのカバーしてるのに保護フィルム付ける必要ないよね…(汚れはするので拭く物は用意しといた方がいいな)

●Smart Cover それでそのSmart Cover、発表当初から「これはどう考えても風呂の蓋だろ」みたいな感じで非難囂々とまではいかずともかなり揶揄されていた一品。とはいえなかなか便利そうだし!ということでとりあえず買ってみた。黒と赤は色の合わせ的にはなかなか良さそうな感じだったので赤を選んだが、確かに良い。ロックの連動機能とか、まとめるとスタンド代わりになる辺りとか、非常によい。色の取りあわせも予想通り。 開けてみたの図。便宜上画面は消しているけど、開くと必ずロック解除画面になる。 Smart Coverをスタンドにしてみましたよの図。これ以外にも、キーボードスタンドっぽくも出来るので、キー打ちもなかなか快適。Book Readerとして使いたい自分的には縦置きも欲しいんだけど…。それはまた別の物でやるか というわけでなかなか良い感じなんだけど、値段は高い。アメリカではポリウレタン素材が$39で皮素材(赤も)が$69なんだから、iPad2本体と同じレートでもうちょっと下げてくれてもいいんじゃないかなあとか。まあいいけどさ。

●画面 さっきも言ったけど、画面の大きさは上々。明らかにiPhoneiPod touchとは大きさが違うので、やれることが全然違う。Twitterクライアントは横画面だと2ペインに出来たり、タッチパネルキーボードもQWERTY方式なので早くタイピングできるし。 ただ、個人的には解像度はもうちょい欲しいなって感じ。Retinaとまでは行かずとも。何でかっていうと、PDFをiBooksで読もうとすると細かい文字がちょっと見づらかったりするから。読めないとまでは行かないんだけどね。まあ出版側がePubとかベクター描画してくれる形式で出してくれるのが一番いいんだけど…オライリーとかオライリーとかオライリーとか。いずれにせよ画面高解像度化は次世代機種でやるだろうな。ここだけはちょっと惜しいなと思った。まあ逆にいうとこの件と付属アダプタ以外での充電がやたら遅い件くらいしか今の所けちの付け所がない。 因みに、今回の新機能としてディスプレイミラーリングっていうのがあって、HDMIiPadの画面をそっくり映し出してくれるオプションがある。コネクタが安かったのでついでに買ってみて、早速やってみた。縦と横もきっちり再現する辺りがいいね。 写真のずれはご愛敬…これでPC代わりにも使える…のか?まあ何にせよ便利な機能。出力ケーブルにはDockコネクタもあるから充電機能しながらも可能だしね。

●カメラ 今回のiPad2が前の機種と違う点はカメラがあるか無いか。てな訳で今回搭載な訳だけど、少なくとも静止画の画質は割と微妙。70万画素くらいだしね。動画はまだ撮っていないのでわからないけど。一応比較画像。 左がiPad2から撮った写真、右がiPhone4から撮った写真。ちょっと差がわかりづらいけど、キーボードとか本の文字の鮮明さとか、全体的にぼんやり感があるのかなーとか。ちなみにiPhone4のカメラはこっちはこっちで室内でとると真ん中が青くなるという変な問題があるのだけど、iPad2ではそれはない。まあそうか。部品違うだろうし。

●アプリとか 上の写真にもある通り、iPadiPhoneと全く別の使い方をしようと思ってるので、それが反映されている感じ。メインはiBooksと7Note(ノートアプリ)、それからVideoとSafari。7Noteはネットの評判を元に購入したけど、無印良品の「MUJI Notebook」もいいらしい。あとはフォトフレームとしても割と優秀な感じだよね。Twitterには今の所ついっぷるを使ってる。新UI+PBTweetに限りなく近いクライアントとか出ないかなあ…(今の所そのUIに一番近いのがついっぷる) そして今回iPad2と一緒に出た注目アプリ、GarageBand。これはかなり楽しい。特にドラムセット。ドラムの叩いた場所により音が変わるっていう本格仕様。すごいよこれ。 それから、MacユーザーはXcode4をApp Storeで買って繋いで「iPadを開発用として使う」をいうボタンを押すと、マルチタッチジェスチャーが有効になる。これがめちゃめちゃ使いやすい。5本指スワイプ(画面上に手のひらを広げてつかむようにする感じ)するとホーム画面になり、4本指で横にスライドするとマルチタスクのアプリ入替。これだけでも便利なんだけど、Safariで二本指横スライドすると戻る/進むとかMagic Trackpad並のことが出来るようになったらかなり熱いんじゃないかなと。ていうかこのマルチタッチジェスチャーには未来が見える。それくらい直感的。

僕はApple製品発売日にばっかり買ってるから新しい物好きのAppleマニアに見えるけど、iPhoneは4まで待ったし、iPadも初代には手を出さず2まで待った。これは安定する定着するとかそういうのじゃなくて(だったらそもそも初期ロットを買わない)、「自分が使うシナリオ」が見えるまでは買わないってだけの話。それがiPad2の発表1ヶ月前くらいに見えたわけ。iPhoneについてはGoogleカレンダー連携とTwitterが決め手だった。iPadiBooksでのPDF/ePub閲覧とノートアプリ。そう。iPhoneが携帯電話の延長で「手帳/メモ帳」ならば、iPadは僕にとってまさに「ノート」なのだ。だから3GにせずWiFiにしたし、併存が成り立つってわけ。そんなわけで連休のうちに整備して、どんどん使っていこうと思うのでありまする。というわけで、First Impressionは上々。デジタルノートを連れて、日々を楽しもう。