ちょっと前に友達とカラオケボックスでのBlu-ray上映会をやったんだけど、その帰り道で自分の部屋でもいい音でBlu-rayを見たいと思ったわけですね。なにせ今の自分の部屋、レコーダーでWOWOW見られるんだけど出力先がテレビじゃなくてHYUNDAI製の液晶ディスプレイ(そんなのあったのか!というレベルのレア品。コンポーネント端子が付いていたのでWii接続のために購入したもの)なわけで、音質なにそれおいしいのみたいな感じ。そしてMacも据付のスピーカー。若干こっちの方が音がいいかもしれないってくらい。この辺を解消できるかなあと以前Olasonicのアクティブスピーカーを購入検討したんだけど結局集約とかは出来なそうだったので買わなかった。
しかしそれから数年。意外と今ならいいのあるかもねってことで色々探してたら、ソニーのホームシアターシステムに良さげなものを見つけた。ホームシアターシステムっていうとどうしてもでかいウーファー置いて立体的に音が出るようにスピーカー配置してみたいなイメージだったんだけど、最近はこういうオールインワンな台座タイプ(ボードタイプと言うらしい)のものが安く出ており、省スペースなのもあって人気なんだとか。そんなわけでそのボードタイプの中から、ソニーの下の写真のやつ、型番はHT-XT1を購入。
というわけで、このソニー製ホームシアターシステムHT-XT1をどんな風につなげているかと、良いところ悪いところを挙げていきたい。あ、なんかブロガーっぽい記事だぞ!!
●接続構成という名の使い方
いくつかある機器をつなげた結果、以下のようになった。なんか複雑なように見えるけど、音の出力をほぼホームシアターシステムに集中させることができるようになった。
上記の図を文章で説明すると下記のような感じだ。
- アナログレコードは赤白→ステレオミニプラグのケーブルで普通に接続。
- BDレコーダーとApple TVはHDMIで切り替え。アナログ含め音声ソースを気軽に切り替えて使っている。(他社機でHDMIを何個も挿せて切替器的に使える物は意外に少なかった!)
- BDレコーダーとAppleTV共にスマホのリモコンアプリで操作している。ちなみにホームシアターシステムもBluetooth接続すればリモコン的に使える
- BDレコーダーは普通に録画したものだったり市販のBlu-rayだったりを流すのに使用
- Apple TVにはiMacからiTunesの音声をAirPlayで流したり、iPhoneやiPadで見ているものをAirPlayしたりしている。たまにスカパーオンデマンドも見てる。HuluやNetflixも対応しているのだけど、契約していないので見ていない。
SoundCloudとかBandcampはPCからだとAirPlayできないのでiOS機器からやることになるけどそれだとちょっとDigりづらい気がする。BTスピーカー接続すればいいのかもしれないけど、ペアリングはiOS機器でやりたいので今のところ保留。ちなみにHDMI出力側に最近のテレビを繋ぐと電源連動してくれるらしいんだけど、現時点ではテレビないのでそのめりっとはよくわからない。ただ、iTunesの音をAirPlayするときはディスプレイの電源を切っている(一応Apple TVを通じて再生画面出てくるんだけどね)ので、テレビを買っても電源連動は使わないかもしれない。
●実際に使って良かったところと、微妙だけど許容したところ
使い始めて1ヶ月。色々と良い点があった。
- 音がいい 2.1chなので立体感とかがそんなにあるわけじゃないけどオーファーで低音もしっかりしているし、普通に中高音域もはっきり出る。モード切り替えで音楽向けとか選べるしかなり良い。因みに「声を聞こえやすくする」モードがあるんだけど、それを入れる前から普通に喋り声が聞き取りやすくなっていた。
- オーディオの出る場所と方向を一つに集約できる 特に集合住宅に住んでいる人にとっては意外なるメリットなどではないかなと思いまする。部屋づくりしやすい。
- 全体的にコンパクト とは言っても70cmあるのでテレビ台の板が10cm足りず、追加購入することになった。最初は換装しようかと思ったけど、結局上に乗っけた機器の重みで固定されているので普通にテレビ台の上に板をのっけて、HT-XT1とディスプレイを乗せて使っている。
- HDMI機器を3つつないで、切替器としても利用出来る 正直これはかなり大きかった。今まではアナログな雰囲気のスイッチ型切替器を使っていて、いちいちボタンで切り替える必要があったんだけど(HDMI切替器なのにアナログとはこれいかに)、これでリモコンでどうにかできるようになったのとても良かった。
- Bluetoothでつなげばリモコンとしても使える 専用アプリが必要ではあるけど。Blu-rayレコーダーもApple TVスマホから制御できるので、その気になれば専用リモコンなしでも頑張れる。
現時点で微妙なところは下記の通りだけど許容してる。もしくはそのうち対処する。
- 2.ch1なので音質に限界があるといえばある でも以前とは比べ物にならないから満足。ちなみにナイトモードっていうのがあるんだけど、これを使うとウーファーが一気に弱まって音質とかそういう問題じゃなくなるので、夜は普通に音量下げてる。
- リモコンアプリの起動が遅い スマホのリモコンアプリを立ち上げる→機器選ぶ→接続動作して使えるようになる、というので10秒くらいかかる。そして他のアプリに行ってから再度リモコンアプリに戻ると大体最初からやり直し。レコーダーのアプリも全く同じなんだけどこの辺なんとかならないかな、と思ってる。当然のことながら出力ソースが変わると音量も変えないといけない場合が多いからね…
- iPhoneがBluetoothペアリングを自動的にしてくれない 上記に加えてこれがあるので家帰ってきてからホームシアターシステムをペアリングする、という手順が入ってるわけ。なんか仕様っぽい気もするけど、どうにかならないかなあ。というわけでなんだかんだで物理リモコンが登場する頻度は高い。
- スマホのリモコンアプリで音量が数値表示されない これ、LED画面の方にも変更結果が表示されないので、正直困っている。
- MacのSafariで再生しているYouTubeをAirPlayできない これは多分AirPlay先のApple TVが第2世代だからじゃないかなと思ってる。Apple TV自体でもYouTube見られないしね。いずれ現行世代のに買い換えたいんだけど、NASにアクセスできる良さげなアプリが出てくるまでもうちょっとだけ待つ。
- ホームシアターシステム傘下の機器は全て一つの機器としてテレビ側からみなされる まあ集約するから当たり前なんですが。機器毎にテレビ側も色のモードとか変えてる人は大変よね。
とはいえ全体的に満足している。価格は今Amazonで29600円で、量販店の実質価格もそんなところだけど、1ヶ月前には25000円ちょいくらいだった。ちなみに僕はヤフオクで20000円+送料で買った。正直今年のこういった買い物の中で1番のヒットだと思う。イヤホンもちょっとお金かければ良くなるけど、家で聴く音もちょっと(と言うにはイヤホンよりお金かかるけど)お金をかけることで飛躍的に良くなるし、何しろオーディオの出る場所と方向を一つに集約できたのはかなりスッキリ。そんなわけで多分次回はそんな環境で聴いて選んだ年間ベスト!になるはずです〜〜。