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総選挙がAKB48ファミリーでしか出来ない理由と僕がPerfumeとももクロの方を好む理由

昨日〜今日辺りはAKB48の総選挙で良くも悪くもわりと盛り上がってた様に思う。悪くもっていうのは報道のされ方(生中継・NHKニュースや速報の意義)よりも醜いアンチがわいたという意味で。後述するとおり僕はPerfumeももクロの方が好きでAKB48自体は好きではないのでそもそも総選挙自体投票してないし結局テレビ放送も見なかった(そもそもその時間家にいなかった)わけだけど、「メジャーなAKB48の選挙に興味なくてdisってるマイノリティの俺/私かっこいい」というにおいがプンプンするツイートがあふれてて非常に趣がありましたね。

でもまあそんなことはどうでもいいんです。

日曜日にサッカー日本代表戦見てたらやたら流れた前田敦子が演説するGoogle+のCM。そもそもあれをGoogleのCMと理解できた人がどれくらいいるのかという疑問はさておき、そのとき父親に「投票券買ったりしたん?」と聞かれたときにわりと理由立ててNOであることを説明したので、そのときの話と総選挙の前後に見聞きした話を元にちょっと考えてることを書いてみようと思った次第。AKB48については素人もいいところだけど。

AKB48の「ストーリーの伝説化」

AKB48の話が出るとセットで語られるのは秋本康の「仕掛け人」としての有能さとか、先見の明の話。そんな中から記事を一つ。

秋元康が語るAKB48のコンテンツ論が面白過ぎた - Future Insight

最近Google+のCMで物議を醸している前田敦子の「私のことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでください!」という台詞も、これって「巨人軍は永遠に不滅です」というのと文脈的には同じですよね。つまり、歴史の生成を行なっているところなんです。

この話はAKB48自体のわりと重要な特質だと思っていて、「ストーリーの伝説化」という話。というか、非常に率直に言うと、AKB48 の各メンバーとそのファンによって、一つ一つのエピソードが盛りに盛られ大量の「伝説」が生産されている。試しにAKB48Perfumeももいろクローバー(Zは抜いておいた方が検索結果多く出るので)の3者と「伝説」を組み合わせてGoogle検索をかけてみると一目瞭然。

圧倒的。ていうか驚くほどAKB48の伝説が突出している。メンバー数が多いとはいえ、ねえ。Perfumeの方がキャリア長かったりするので、もうちょい張るかなとは思ってたんだけど。この伝説の創出こそが、ファンとメンバーの絆を生み、熱量を高めていく、という話。日本人はこういう「サクセスストーリー」や「いい話」が大好きなので、この伝説を共有することでメンバーへの愛が深まるんだろうな。ていうかパフォーマンスのみで評価される海外アイドルと日本のアイドルの大きな差がここにあるのかもしれないと思うところ。Perfumeももクロなんかも昔の苦労話は絶えないけど、ユニットとしての話が殆どでソロメンバーごとのエピソードはそんなに強調されない。

因みにストーリーの共有については下記エントリがすっごく面白い分析をしているので必読。

アイドルブログのコメント欄から見る、「君と僕の関係」 - インターネットもぐもぐ

あと、AKB48って「神(もしくはネ申)」好きだよね。これも伝説化と同じ文脈というか、とにかく盛る。ある種大げさなまでにめっちゃ盛る。まあでも僕はそこまでアイドルにストーリー性というか文脈を求めていないので、胸焼けするからいいや。

●総選挙は箱推しなき競争心のなせる技

すっごく何となくな感覚。昨日の総選挙のツイートを見てて、AKB48のファンって、ももクロでいうところの箱推し(特定のメンバーというより、グループそのものを「推す=好き」という状態)みたいな概念が希薄なのかな、とかなんとなく思った。無数の個人推しの集合体みたいな。よくわからないんだけど。まあ分からないなら調べるかと思って調べてたら、mixiのコミュニティメンバー数で比較している資料があって面白かった。2ちゃんねるまとめサイトなのが癪だけどww

Perfumeとももクロの何がいいって箱推しが多いこと?:ももクロまとめノフ

これは3月くらいのデータだけど、再度確認してみたらおおむねここからそれぞれ1割くらい伸びてる。なんだけど、「AKB48」コミュニティの人数はこの時点から約2,000人減少してる!何があった……

まあそれはともかくここで言えるのは、Perfumeももクロはグループのコミュニティの人数が各メンバーのコミュニティの人数合計を凌駕しているけどAKB48はそうなってなくて、グループのコミュニティが一部のメンバーに追い抜かされているという話。この辺が、それぞれのグループのファンの意識の違いに繋がっているのかなと思っている。

具体的にいうと、AKB48は個人推しの集合体であり、先述したとおりファンとメンバーがストーリーを共有し合うからこそ、その世界自体をエンターテイメント化する総選挙という手法が出来るのではないか。Perfumeももクロでは総選挙をしようとならないのは人数が少ないからではない。そもそもファンの大半が箱推しなのでメンバーを競わせることにメリットを感じないからだ。

●あとは好みの話

そんなわけで、総選挙を元に色々自分が気付いたことを今更整理してみたけど、結局僕はPerfumeももクロの方がいいんだよな。これはちゃんと理由がある。

  • Perfumeのヤスタカ完全プロデュース感やももクロヒャダイン曲なんかは単曲としてものすごく大好き(僕の場合、基本的にまず歌手として好きになってる)。AKB48はタイトルのダサさが…ゴメン(いやまあ曲も普通のアイドルソングなのでそんなに好きじゃないんだけどさ)。
  • 数十人単位の合唱だと曲が平板になるしソロも細切れ。個性出すには5〜6人が限界ではないかと思う。
  • 数十人単位だと運動能力にバラツキが出るのでダンスが平板になりがち。結果としてAKB48は古典的アイドルソングのフリになるんだけど、見る分にはPerfumeももクロの方がすごく面白い。
  • AKB48のやたらセクシュアルな面を強調するプロモーションは好きになれない。

まあ堅いこと言ってるけど、Perfumeももクロはどっちもライブで見たことあって、物凄く良かったしまた見たいと思う(ももクロのコールにはさすがに慣れたw)。

とはいえもうこの辺になってくると好みだよ。AKB48好きな人は好きを叫んでくれていいと思うよ。過剰な持ち上げはちょっとひくときもあるけど、それはむしろももクロとかにも散見されるしね(ももクロだけは他と違うんだよ!みたいな)。

最後に、CDの複数買いと廃棄の話だけど、廃棄する件数ってすごく少ないと思うよ。写真は拡散力があるし作れるしね。というかAKB48 の作品だけでシングルCD市場の2割弱を占めているので、AKB48をはじめとするアイドル需要無しにはもうシングルCDという形態は生き残れないかもしれないくらいの状態。この辺は日を改めて書きたいところ。