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RISING SUN ROCK FESTIVALに行ってきた話 Day-1 8/10

えっと、前から言ってみたいなとは思っていたんだけど、今回ついに行くことが出来ました。

RISING SUN ROCK FESTIVAL IN EZO

夏フェスの中ではおそらく最も出演者のチョイスが僕に合っているけれども、最も行くのが大変なフェス。加えて一人で行くのは相当大変でもあるフェス。でも今年上手い具合にいつもフェス行くメンバーでせっかくだから行こうという話になったので、意を決して行ってきました北海道。実に10年ぶり。

当日は朝3時半に起きて五輪女子サッカーの決勝を見終わったあとに。そのまま羽田行って飛行機搭乗。新千歳に10:40着、札幌に11:30着。そこから若干休憩して、14:30頃に会場突いたらもうなんか色々やってるうちに始まっちゃったよ最初のアクト。

#01 フジファブリック@SUN STAGE

フジファブリックは中核というかまさにバンドそのものであった存在を失ったあと、歩みを止めずに復活を遂げたバンド、というふうに僕は思っている。思い入れのある人からしたらまた色々あるのもわかっている。僕は今のフジファブリックも好きだし、昔のフジファブリックも好き。その上でそれをつなげて更に前に進めようとしている山内総一郎はじめメンバーの男気には本当に感じ入るところ多いんだよね。 さてそのアクト、衣装はRIJFと同じ花に囲まれたスタイル。山内さんの花冠はインディアンの酋長にしか見えなかったけど wそしてサポートドラムはARABAKI同様にBOBOさん。そんな陣容で「虹」からスタート。まさに朝まで雨が降っていてそれが開園時には完全にやんでいた今日という日をぴたりと表現した往年の名曲。これでオーディエンスのテンションを大いに上げてそこから「夜明けのBEAT」に。人気の高いこの2曲で一気にオーディエンスのテンションを高める「アゲる」セットリスト。そこから新曲と現体制曲を挟んで「SurFer King」からの「銀河」。そして締めには現体制の意思を強いメッセージとして表現した「STAR」、そして山内総一郎がボーカルとして歌い続ける意志を固めた曲である「ECHO」で締め。緩急つけつつも、再始動からの2年間で少しずつ「今のフジファブリック」の「型」を築きつつある、と感じさせるステージだった。あとは現体制の曲でキラーチューンが一つでも産まれればいうこと無いんだろうな。過去との格闘。つくづく難儀な道を選んだバンドだなあ。

#02 Perfume @SUN STAGE

続いては僕らと同じくRISING SUN初登場となるPerfume。やっぱり凄い人、人、人。この集客力は伊達じゃない。RIJFの時とはまた違う、ライジングにあわせたオレンジ色の衣装で登場しまずは「GLITTER」。からいきなり新曲「Spending All My Time」。そこからのMCであ〜ちゃんが「ライジングサンって音楽が好きな人が集まっているレベルの高いフェスってイメージで、縦揺れじゃなくて横揺れで〜(この辺のくだりは身振り付き)とにかく出てみたいけどちょっと恥ずかしくって、でも今回札幌ツアーの時にWESSの人と話して出してもらえることになって凄く嬉しい」といってたのが凄く印象的だった。というかこの後数々のミュージシャンがライジングサンへのリスペクトをステージ上で述べていく、その皮切りが僕らにとってはこの発言だったわけ。そこからは「Baby Crusing Love」「ポリリズム」「チョコレイト・ディスコ」そして締めは「MY COLOR」。うーん、もう2曲くらい欲しかったな。RIJFのセットリストが結構ステキだったので、それから見ると「う〜ん」って感じだった。しかしながらレーザー光線も照明エフェクトもたいして無いこのライジングサンのステージで他のミュージシャンと全く見劣りしないステージングを出来ることを証明できた彼女達のアクトはやっぱ日本を代表するものだなあという思いを新たにした45分間でしたとさ。

この後はライジングサン歴5回目という大学の後輩(札幌出身)と合流。そこでサッポロクラシックがそこかしこで売られているという事実を教えてもらう。そう。ほとんどのフェスはビールがバドワイザーなんだけど、ここは基本的にサッポロビール!!しかも結構な頻度でクラシック(北海道限定)の生が飲める!なんたるステキ空間。これだけでもこのフェスに来る価値は十分あるってもんよ。そうやってビールを飲みながら見る次のステージは是非とも生で見たいと思っていたこの人達。

#03 矢野顕子×上原ひろみ@RED STAR FIELD

上原ひろみについては、去年のレキシライブへの飛び入りが記憶に新しいところで、矢野さんは去年のARABAKIで見たyanokami以来。共演アルバムは勝って聴いていたので予習万端で楽しみにしていたところだけど、2台のグランドピアノから繰り出される生音の迫力ったらもうねえ。特に上原ひろみ。この人の強い打鍵の音はものすごく特徴的。全身に響いてくる音。音。そしてやっぱり音源で聴いてるのとはちょっと違う。アドリブがそこかしこに入ってるわけ。長くなってた曲もあったしね。曲に関しては言うことがなんか見つからないくらい。取り銭司りんご祭りの上原ソロは圧巻だった。そしてMC。去年のyanokamiの時にわかっていたけどとにかくマイペースな矢野さん。MCのときに他ステージ(おそらくEARTH TENの雅かDef GarageのHEY-SMITH)からの音漏れが聞こえたときに「私いつも思うんですけどね、ロックの人ってなんでいつも叫ぶのかしら。主張することを伝えるのにはそんな方法使わなくてもいいんじゃないかと思うんだけど」………はあ、そうですか。坂本龍一と離婚した理由がわかるな(向こうもたいがいだとは思うけど)。なんであの二人から美雨さんみたいな人が、と思ったけどあの人もあの人で結構不思議ちゃんだよなあ、とか関係ない話になっちゃったけど、ピアノ2台+ボーカルというシンプルな構成ながら、ものすごく沢山の豊かな音を織り成した素晴らしいステージだったというわけ。

その後は雅をちょっと見ながら夕飯にピザ食べて(後日談だけど、フェス終了翌日に小樽行ったときに実際の店舗も見た。場所覚えた。賑わってるところから少し外れてるのね。)、そこからは完全単独行動にて。

#04 LAMA@ Rainbow Shangri-la

さて次はLAMAですよ。振り返ると今年になって初めてだな、LAMA見るの。いきなり新曲(キューピーのCMで使われているもの)から「Qupid」「Night Telepathy」「Spell」といった鉄板曲。そして今度はエウレカセブンで使われてた「Parallel Sign」。そこから「Rockin' Your Eyes」と来たところで次のアクトのために移動。今日もひさ子ギターは切れ味抜群で良かった。しかしながら良くも悪くも安定というか、ベテランだからなのか、突き抜け感が足りないというか。そういうスタンスのような感じだからなのかもしれないけど、ステージ小さい割にちょっと距離があったような。うーむ。

さて名目上の1日目はあと1アクト。ふたたびSUN STAGEで、これまた年末ぶりのこのお方。

 #05 岡村靖幸@SUN STAGE

岡村ちゃんですよ。去年のCOUNTDOWN JAPANでの壮絶なステージングを見てしまっている以上、チャットモンチー怒髪天を蹴ってでも(後ろ髪引かれる思いだったけど!!)ここに来なくちゃあならないでしょう。まずは最初に「どぉなっちゃってんだよ」「カルアミルク」という岡村ちゃんアンセムで一気に攻める。もうナニが凄いって、動きとその歌声ね。一つ一つの動きが岡村靖幸という人間の存在を主張している。在日ファンクでのハマケンのファンクな動きもたいしたもんだと思うけど、岡村ちゃんの動きは完全に格が違う。ここまで一挙手一投足で個人を表現できる歌手、僕は他に矢沢永吉くらいしか知らない。とにかく圧倒的なステージングなわけ。 そしてその中で繰り返し投げかけられるこのフェスへの愛。「ライジング、帰ってきたよ!」「会いたかったよ、ライジングベイベ!」「なまらベイベ!」。とにかく彼がこの地でこのステージに立つことをどれだけ楽しみにしていたのかがものすごくよくわかる。「なまらベイベ」は会期中を通して、翌日のエレカシ宮本さんのモーニングコール(詳細は次エントリで)と並ぶ名言だと僕は思うわけです。はい。 とにかくよかった。踊った。だいすき!いやあ、それにしてもこれだけミュージシャンから愛されるフェス、僕は今まで見たこと無い。ARABAKIもずいぶんすごいと思っていたけど、それを上回るね。

さあ、ここからは深夜のCampers枠。まずはこの人達。

#06 東京スカパラダイスオーケストラ@EARTH TENT

夜の、野外のスカパラ。熱いよね。最初は寝ながら聴こうと思ってたんだけど、無理だったね。最終的には踊ってたね。やっぱスカパラの音楽には、人間を根源的なところで揺さぶる何かの力があると思うんだよね。深夜だからといってお休み無しのセットリスト。ルパンやWhite Lightといった定番だけでなく、テトリスのテーマとして有名な「Pedorazu」から「天国と地獄」へのメドレー。これがめちゃくちゃ凄い。ていうか調べたらこれ超初期のナンバーなんだね(収録はなんと1stアルバム!)。去年のCDJの花ふぶきといい、超懐かしいナンバーの織り交ぜてみんなを楽しませてくれるのがスカパラのライブバンドとしての度量の深さ。これを前に踊らないわけにはいかないでしょ!とにかくスカパラのステージは圧倒的に人間の根源的な音楽の楽しみというものをいつも再確認させてくれるバンド。来月も見るのでそこでは全力で!!

さあ、そして最後は今日のメインアクトかつラストアクト。

#07 レキシ@BOHEMIAN GARDEN

去年次のアクトの稲川淳二(そういえば今年出てないね)まで3時間以上時間があることを良いことに、2時間以上にわたってステージを繰り広げたレキシ。今回はCamper枠の最後ということで朝まで…!?と思われたけど、「朝まではやらないからね!」と早々に否定。今回はアコースティックセット(東インド貿易会社マンのGt.ととなりの登呂遺跡のDr.)。そんでもってまずはおなじみ「きらきら武士」。みんなが大いにノる中で、早速最初のゲスト呼び込み。ロンドンオリンピックの女子柔道で金メダルを獲得した、松本香!!……に扮したやついいちろうでした。このパターン何度目だよ…いやもうわかってたけどさwww そして次の曲では本当にマジメにゲスト呼び込み。堂島孝平 a.k.a. マウス小僧JIROKICHI。曲はもちろん「妹子なぅ」。2番では東インド貿易会社マンも歌う。二人とも歌上手いよねぇ〜。因みにマウス小僧はいつもノーギャラで出てくれてるらしい。そして予告通りの3曲目に新曲「姫君シェイク」!!MCでおもむろにMAXのモノマネをしてみたりと今日も平常運転の池ちゃん。そして冷静な突っ込みの東インド貿易会社マン。奏でられる新曲はミドルテンポのR&Bっぽい感じのファンクナンバー。ホント引き出しが広いなあと思いつつ、SUPER BUTTER DOGの流れはやはり池ちゃんが受け継いでるんだよなあと再度確信した次第。 そして最後のおなじみ曲「狩りから稲作へ」。この曲が宣言されたときの盛り上がりがなかなか凄くて、ああ、かなり認知度上がってるんだなあ、というのを素直に感じた。 そして平常運転で「暮らし安心クラシアン」コールがかかったあとに、ステージに乱入者現る。上原ひろみ。え!?上原ひろみ!?そう、昨年末のThree Rubbersのライブでの夢の共演がふたたび。しかも曲が今度は狩り稲wwみんな超盛り上がるの巻。しかしながら池ちゃんも負けてない。「お名前は?」「お名前は?」と執拗に質問。そこで上原ひろみ、ハニカミながら「…おしゃレキシです♡」なにー!!おしゃレキシ……!!それ、いいのかwwと思いながらいたところ、強奪した池ちゃんのキーボードを弾くおしゃレキシ。超上手い!超上手いんだけど!ていうか本当に狩りから稲作のメロディが手数足されることによっておしゃれなジャズアレンジに化けてしまうというwwあまりにもおしゃれすぎて辺り一帯がおしゃレキシモードに。しかし盛り返そうとする池ちゃんが「稲穂の気持ちに!」と稲HO!コールを呼びかけ。そしてそこにも「いなHO!」の音をピアノであっさり再現するおしゃレキシの反撃。このネタV.S.ピアノのバトルが延々続く。「その「ジャラーンっていうのやめて!おしゃれになっちゃう!と泣きそうな池ちゃん、高床式コールに切り替え、高床式〜ねずみ返し〜から「公文式」を経て「ひろみが好き〜」の連呼。ひたすら連呼。照れるおしゃレキシ。……か、かわいい…(注:おしゃレキシこと上原ひろみは既婚です)そこで完全に勢いを得た池ちゃん、いつも通りの「劇団四季!」「キャッツ!」そしてキャッツ連呼をしているうちにそれでは飽き足らなくなって「ドッグ!!」と新展開を見せ、「ワオーン!」とみんなで遠吠え。いやこれむしろオオカミだろwwwていうかもはや劇団四季関係ないしwwwいやもう大いに笑いつつもここのポテンシャルの高さを見て、最後には芸術まで見てしまえるんだからなんてお得なステージだったんだろうね、レキシ。

なんとレキシのステージはぴったり1時間で終了。そんなわけで無事ミッドナイトバスに乗り、27時頃に札幌市街に着き、即眠りについた次第。

今日のベストアクトは上原ひろみ。矢野×上原+おしゃレキシで。ちょっと反則な算定法だけど。とりあえず単曲では狩りから稲作へが一番素晴らしかった。これぞ音楽の味わいってもんですよ。

 

翌日へ続くー。