ヤングなでしこの青春ドラマ「やんなで!」が楽しかった話 その1

気がついたら毎試合行ってたわけですよ。

FIFA U-20 女子ワールドカップ JAPAN 2012

去年のなでしこフル代表の優勝で女子サッカーを再認識した素人だけど、 そこからなでしこリーグも数試合観に行きつつな感じでして、そこから女子の試合もがっつり見て色々しりつつあるうちに、U-20の第一戦見たら魅了されたけど客全然いないじゃん(宮城スタジアムは立地がアレなのでしょうがないけど)ということで国立競技場に舞台が移ってからは最後の試合まで全て見に行ったわけ。

細かい評価とかは次のエントリーで書くけどね、とにかくヤングなでしこの試合を見るのが楽しくてしょうがなかった。女子でしかもU-20だから、今まで見てた代表戦とかJリーグの試合とか、はたまた女子なでしこの試合(それこそ試合によってはリーグ戦よりも)テクニック的に劣ってたりして拙い(最終戦に関してはホントちょっと待てよと思うシーンも多々あった)んだけど、それよりもとにかく彼女らの織り成すサッカーが面白かったわけ。特に、初戦のメキシコ戦、そして予選リーグ最終戦のスイス戦、それから準々決勝の韓国戦。

彼女らのサッカーはとにかく若い。なにがってまずはその前掛かりさ加減。とにかく攻めるのね。リスクを恐れない。少なくとも他の年代別代表よりは(特に男子ね)。とにかく突っ走って、攻めに行く。だから、6試合中3試合は3点以上の点数を取ってる。スイス戦での田中陽子の左右両足FK決めはそれこそ会場に異ながらあまりのきれいな弾道に驚いたし、猶本光柴田華絵といったレッズレディース組の強烈なミドルシュートはレベルの高さに舌を巻くばかり。そして田中陽子が3位決定戦のナイジェリア戦で放ったミドルシュート。スタジアムで見てる限りでは入ると思わなかったけど、無回転だったんだね。キーパーのファンブルを誘いそのまま入ってしまった。とにかく魅せてくれる。初めての大舞台で、ここまでの活躍が出来る勝負強さに、男子代表もっと失火英白よなと思ってしまった。まあドイツ戦の時だけは完全に「いつもの日本代表(男子も含めた一般的な意味で)」でしかなくて、もうどうしようもない状態だったけど。

まあそのリスクを恐れない思い切りの良さに通じてたんだけど、とにかくピッチ上でも彼女たちは天真爛漫だった。 これは実際雰囲気見てみないととは思うけど、とにかく気負いみたいなのは感じずに、国際大会の雰囲気を逆手にとって、とにかく試合を楽しもうという気持ちが伝わってきてるし、なんかさっきだった公式戦というよりも、なんかすぐそこにある部活の練習試合に臨んでるんじゃないのかなってくらいに彼女たちのサッカーは気負いなく、明るく、本当に天真爛漫だった。それこそゴールパフォーマンスがどうこうっていうレベルを超えて。

一つ引用。

ヤンなで韓国撃破!スタンドでは摩擦が起きる中、楽しいサッカーで準決勝進出の巻。 : スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム

オトナになんかならなくていい! 最近のアニメの世界では「日常系」「空気系」などと呼ばれる作品群が人気だそうです。平凡なキャラクターが平凡な仲間たちとありふれた世界で作り出す日常を描いた作品性。とりとめもない話と、何も起きない毎日。大きなピンチも大きなチャンスもない平和な世界を、視聴者は静かに観察する。それが心地よいのだといいます。 僕にとってヤングなでしこはそうした存在。アニメタイトル風に表現すれば「やんなで!」という作品を見ているような感覚です。彼女たちは今世界一をかけて戦っています。戦っているはずです。しかし、そこにはピリピリしたムードはなく、戦地に赴く悲壮感もありません。いつものお友だちとキャッキャウフフしながら、部活の練習試合にでも臨むようなリラックスムード。

いやまあフモフモさんの記事は冗談半分というか8割以上なんだけど残りの2割以下で鋭く本質を突いてて、今回の「やんなで!」というネーミングは正直目から鱗。笑。

もう一つ引用。

ポップなヤングなでしこ、なぜ楽しいのか - スポーツナビ

ロンドン五輪でのなでしこジャパンの戦いぶりが、一瞬も気を抜けないスリルとサスペンスに満ちた物語だったのに対し、今大会でおそらく多くの人が初めて目にしたヤングなでしこは、よりポップで、ジュブナイル(少女)的で、ワクワクできる楽しみを観戦者に与えている印象だ。

そう、気負いが全くなく、とにかくピッチ上で天真爛漫にふるまいゴールを決め勝利を重ねていく様はまさに「やんなで!」っていうひとつの青春ドラマみたいだったみんな明るくて、みんな楽しそうで、大観衆さえプレッシャーじゃなくて喜びに変えて。こんなに楽しそうにサッカーしているプレイヤー、初めて見たってくらいに彼女たちはピッチを縦横無尽に走り回ってた。なんというみずみずしさ。なんという青春感。そう、僕達はこの青春ドラマを見に来ているんだな。と思った。ドイツ戦が始まる前まではね。

ドイツ戦は散々な出来である種バッドエンドを想像させるようなあまりに惨たらしい負け方だったけど、それも必要な試練ということでナイジェリア戦は苦しい戦い(になんでなったかは監督のせいなんだけどそれは次回)ながらも、なんとか今までのヤングなでしこの力を振り絞って取った2点を守り切って勝てた。勝って終われて本当に良かったとスタジアムでホッとしたもんだ。

そんな一連の青春ドラマを見られて、一緒に熱くなり、時に落ち込んで十分楽しんだよね。他の世代の代表とは違う共感型というかドラマ型の代表サッカー戦。本当に存分に楽しませてもらいました。「感動をありがとう」という言葉は大いなる欺瞞を感じて大嫌いだから毛頭使うつもりはなくて、とにかく言いたいのは、「プリミティブな、楽しいサッカーをありがとう」ということ。幼稚園の時サッカー教室に行ってたけど全然ダメでやめちゃった僕なんかからすると、サッカーをすることの根源的な楽しさを十分に魅せてくれる彼女たちのまぶしさにすっかりやられてしまった感じ。

そんなわけでとにかく「やんなで!」絶賛記事だったわけだけどw、次回はもうちょっとサッカーのつっこんだ話をしたいなあと思いますよ!その前にせっかくアレなんで、けいおん!も(会社の後輩からの布教により)ほとんど見た僕が例の5人とやんなでの娘達を勝手に当てはめて今日の筆を置きます。笑

唯→田中陽子(天真爛漫さの象徴。才能めちゃ凄い) 澪→仲田歩夢(黒髪ロング、できる子なんだけどメンタル激弱) 律→柴田華絵(ムードメーカー、なんだかんだでちょちょいとこなす天才肌) 紬→藤田のぞみ(かわいい、縁の下の力持ち) 梓→猶本光(年下、超マジメ)

まあ仲田は試合にほとんど出てないけどご愛敬ということで。別に最後のこれを書きたくてエントリ起こしたわけじゃないからね!