たにみやんアーカイブ(新館)

音楽について何か話をするブログです

2017年マイベストソングトップ10

年も暮れてきたので毎年恒例のマイベストを挙げたい。まずは楽曲から。これまでの記事は下記の通りですよ。

2013年 1位:パスピエ「ON THE AIR」
2014年 1位:きのこ帝国「東京」
2015年 1位:lyrical school「ゆめであいたいね」
2016年 1位:POLTA「春が過ぎても」

さて、本題へと入る前に自分がどういうところを重視・注目するのかという話を軽くしておきたい。因みにほとんど去年のコピペなのであまりつっこまないでね。

アレンジ:メロディや歌詞に合った(もしくは巧妙に外した)アレンジか、全体の音の均整が取れてるか、ハッとさせられるポイントがあるかなどがポイントだと思われる。基本的に過度にシンプルなスローバラードなどは面白くないと考えるタチです。
メロディ:耳に残るか、美しいと感じるか、など。この辺は多分に自分の感性によるところなんだけど音感がないのでどういうメロディが好きかはあまり説明できない。すみませんな!
リズム:元々重視してたんだけどここ数年は更に重視傾向に。変拍子大好き。普通のエイトビートにするよりバスドラやハイハットで16分音符を適度に挟み込んでアクセントにしているようなのが好き。あとベースはメロディ楽器みたいな気持ちでいます。
音像:説明の難しいところで、アレンジとも密接に関連してると思うんだけど要は「キレイに聞こえるか」みたいなところが評価ポイント。パワーメタルみたいなのは好きだけどハードコア系のメタルテイストは好きになれない、みたいな話。そういう観点からは、歌詞も言葉の響きとして良いかみたいなのが気になる。中身が気になるケースはレア。
影響:自分の生活にインパクトを与えたかどうかみたいな話だけど、これは年に1曲出るか出ないかくらいです。まあ主観による補正みたいなもんだと思ってもらえれば。

そんな観点から選んだように推測される今年のベスト10はこちら。Apple系の配信リンクを入れてますが、時間の都合によりAmazonとかSpotifyのリンクは気が向いたら入れるんで勘弁してください。

10位:宇多田ヒカル「あなた」

 

クリス・デイヴのドラムのゆらぎが、宇多田ヒカルの声のもつふるえと合わさって独特なグルーヴを生み出している曲。

9位:DADARAY「イキツクシ」

 

川谷絵音ワークス、全般的に良かったけどその中でもこれが好きだった。独特の色気がある。フェスで2度見たけどライブでもとてもよい佇まいだった。

8位:思い出野郎Aチーム「ダンスには間に合う」

リリスクの主催イベントでやってたんだけど、とにかくライブでみんなで一緒に歌ったりしながら聴いてたの、今年行ったたくさんのライブの中でもとりわけよい光景だった。

7位:MONDO GROSSO「ラビリンス」

 

ここ数年ジャズやR&Bをたくさん聴いてきてたので、MONDO GROSSOが出てきた時よりもよりすんなり自分の耳にフィットする感覚がある。しかし満島ひかりの歌声、なんか独特の存在感があるね。 

6位:w-inds「We don't need to talk anymore」

恥ずかしながらw-indsをきちんと聴いたのはこれが初めてってくらいなんだけど衝撃的に良かった。いい意味でJ-POPぽくないというか、ちょっと先に進んでる感じ。ただ従来のリスナーをそこまで置いてきぼりにもしない感じ。 

5位:Kaede「あの子が暮らす街(まであとどれくらい?)」

Negicco本体の曲も今年は少ないながら粒ぞろいだったんだけどこの曲はかなりびっくりした。かえぽだけだとこんな感じなのか、と。歌声がすごく独特。なんか喋りと歌唱の中間地点みたいなところにあるような不思議な感じの歌だった。

4位:ONE III NOTES「SHADOW AND TRUTH」

僕が大好きな漫画家であるオノ・ナツメ先生の「ACCA13区監察課」のオープニングテーマ。めちゃくちゃカッコいいサウンドでなんとなくカウボーイ・ビバップ的な印象を与える曲だったかも。アレンジがよく練られてたな、という感想。

3位:小沢健二「流動体について」

 

去年の「魔法的」ツアーに行ってめちゃくちゃ満足してもっと聴きたいなとずっと思っていたところに満を持して出てきた感じ。他の人があまり使わない言葉回しから作られる歌詞、それを詩的に伝える歌唱(彼の歌唱は世間で言われる上手下手とは全く別のレイヤーにあると思う)。小沢健二 is back!!という感じ全開の一曲。

2位:かせきさいだぁ「カンフーダンス」

この曲を初めて聴いたのは2015年の5月にあった代官山loopの企画でのかせきさいだぁ&ハグトーンズのライブ。もしその年のうちに音源がリリースされていればその年の年間ベストに選出していたかもしれないくらい1度ライブで聴いただけで心を鷲掴みにされてしまった曲だ(実際にはその場でのあまりの好評っぷりにアンコールでもやったので2度聴いたが)。楽しさの極致みたいな曲で、スタジオ録音にあたってはNegiccoDJみそしるとMCごはんをゲストに加えている。これがまたいい味出してる!またライブで聴きたいなあ。

1位:lyrical school「つれてってよ」

  

 

1位は2年ぶりのリリスク。結局リリスクかよ!と言われそうだけど実際いい曲なんだから仕方ない。かわいらしさと情感のバランスがすんばらしく良い。「夏休みのBABY」の時より各自のラップはこなれてきてて、個性も出始めてきている(ライブで何度か披露した後に録音されたのが理由として大きい)。とにかく今年の後半はライブでもスマホでもたくさんたくさんこの曲を聴いた。もうこの曲以外に1位はありえないでしょう。

 

全体的な感想としては、基本アルバム聴きなので曲単位で聴くことが少なく、上位はシングルリリースされたものが中心になった。聴き方が順位に影響を及ぼしている、というのは結構ありそうだなと思った。

 

そんなわけで次はアルバムだけど、まだ全く順位付けてない!!果たして2017年のうちに仕上がるのか!?お楽しみに〜〜