2018年8月に聴いてよかったCD
CDとは概念である。
上坂すみれ「ノーフューチャーバカンス」
上坂さんのこれまでの作品って本人のキャラクターとのギャップが大きいように感じていたのだけど、今作はかなりはまっているように感じる。ロマンポルシェ提供の「チチキトクスグカエレ」が歌詞も含め最高。
Da-iCE「BET」
w-inds・三浦大知・Da-iCeとこの辺りのアーティスト群が最近熱い。このDa-iCEのアルバムもとにかくカッコいい。
chelmico「POWER」
女子2名のラップグループchelmicoの2年ぶりのアルバム。前作では若干背伸び感というかちょっとオラついた感じが見受けられたんだけど今作は等身大のキャラクターが反映されたかのような仕上がりになっている。そして二人ともラップうまいね!
ペンギンラッシュ「No size」
Apple Musicのニューリリースコーナーで見つけた。適度にジャズ・ソウル・R&BとJ-POPがブレンドされて心地よい音楽。高校の軽音部がスタートらしく、その顧問からSUPER BUTTER DOGを進められたのが色濃く影響しているということで、その辺好きな人にもオススメ。
Perfume「Future Pop」
「 If you wanna」以降のここ1年のPerfumeにどうも乗り切れない気持ちを抱えていた自分ではあったんだけど、アルバムで聴くことによる収まりの良さみたいなのがあってすごく印象が変わった。曲の構造が和式ポップスの典型的なそれから離れつつあるという話がこのアルバムについてはよく出てたのが印象深いけど、アルバム通しで聴くことによって自分もそこに順応できたのかな、とか。
ゲスの極み乙女。「好きなら問わない」
このバンドも年月を経て楽曲の印象がずいぶん変わってきたなあということを先月のindigo la endのアルバムと並べて聴くと思うところ。昔の(意図的に)いびつだったり小難しくしていたところがずいぶん洗練された感じに。とはいえクラシック有名曲の引用は毎度のことながらちょっとあからさますぎないかという気持ちに。
mabanua「Blurred」
プロデューサー業・あるいはドラマーとしての活躍著しいmabanuaさんの5年ぶりのアルバム。前作はJazzy Hiphop色が強かったけど今作はR&B・ソウル等々色々な音楽のエッセンスをほどよくミックスした「平熱の音楽」として機能している感じ。ずっと聴いていたくなる音楽。