2019年マイベストディスクトップ20
さて、楽曲ベスト10に続きアルバム単位でのベスト20をまとめてみました。前回書いた通りアルバム聴きする旧世代の人間なので、ベストソングよりベストアルバムの方がサクサク選べるんですよね。
過去のものはこちら。多くなってきたので何が1位かは省略するから、各自の目で確かめてくださいね。
2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
アルバムの場合は楽曲の判断基準に加えて追加の選考基準があるのでそれも書いておきますね。ちなみにこれは毎年の使い回しです。
構成の妙:つまるところ曲順。個々の良くても、明らかにかみ合わせの悪い並び順になっていたりしてるとつらい気持ちになります。
成長性・進化:アルバムというのはシングル以上にそのミュージシャンの一定期間における活動のまとめというような色彩を持つと思うわけ。だから、やっぱり前より良くなってほしいしマンネリ感や成長が見て取れない感じを見ると「惜しいな」と思っちゃう。
時代性:「この2019年に鳴るべき音か」とかいうけどハイパー主観に満ちた要素。どちらかというと懐古的表現やちょっと前の焼き直し的な作品に「この時代にこれかよ!」みたいな減点要素に使ってしまってる気もしなくもなく。あくまでも、自分にとってのジャストフィット感でしかないことは強調しておきたい。主観だ主観!!
というわけで、そういった観点から選んだ説濃厚な20枚はこちらです。コメント入れるのはトップ10から。
20位:Aliana Grande「thank u, next」
19位:Vampire Weekend「Farther of the Bride」
18位:舐達麻「GODBREATH BUDHACESS」
17位:私立恵比寿中学「playlist」
16位:Billie Eilish「When We All Fall Asleep, Where Do We Go?」
15位:ネクライトーキー「MEMORIES」
14位:BBHF「Mirror Mirror」
13位:桜エビ〜ず「Octave」
12位:さよならポニーテール「来るべき世界」
11位:Kan Sano「Ghost Notes」
10位:あいみょん「瞬間的シックスセンス」
当たり前のようにメロディが良い、曲が良い。アルバムとしての構成は特筆するところはないけど曲がとにかくいい。
9位:Taylor Mcferrin「Love's last chance」
前作程の衝撃はないけど聴いてるときの心地よさが抜群。
8位:宇宙ネコ子「君のように生きれたら」
春頃にたくさん聴いてた。なんとなく生々しくて、でも心地良くて。繰り返し繰り返し聴いた一枚。
7位:lyrical school「BE KIND REWIND」
正直この作品の評価は超迷った。曲の良さとコンセプトの懐古みと構成とを総合的に考えるとこの辺かなーと。skitはチート。
6位:小沢健二「So kakkoii 宇宙」
色々なことを言われているけど僕はこの作品はきちんと今の時代に向き合って作った作品だと思うんですよね。
5位:小袋成彬「Piercing」
複数トラックで一つの曲にしたり、カジュアルな会話やらその場で声かけた人にコーラスしてもらったりとか録音作品だからこそみたいな要素がてんこもりで面白い。
4位:Answer to Remember「Answer to Remember」
今一番日本でアツいドラマー石若駿のソロプロジェクト。めちゃくちゃにドラムをガッツリ叩いてかつメロディも自分で作ったりしていろんな曲があって楽しい。そしてビートが好き。みんな聴こ!
3位:サカナクション「834.194」
長く待たされたけど、その分だけきちんとたくさん新曲も用意してくれていいアルバムだった。これこそサカナクションって思えて、この数年間の悪戦苦闘をきちんとした形に昇華できててよかった。
2位:Robert Glasper「Fuck Yo Feeling」
「Brack Radio」二部作のあとの作品の中ではいちばん好きかもしれない。クリス・デイヴがドラムだからってのもあるけど録音された音がザラっとしてるのがすごく好き。ライブ音源を聴いてるような感覚にもなる。
1位:kiki vivi lily「vivid」
なんだかんだ今年たくさん聴いたし先行配信曲からの期待そのままでいい感じに出来上がった作品だったなって。自分の好きな感じがギュッと詰まっててドンピシャだったなー。
とは言いつつ上4〜5枚くらいはわりと僅差でした。ガツンとくるのがなかったとも言えるしどれも満遍なくよかったとも言える。あと個人的には「今年割と皆が選びそうなやつ(具体的な作品名は挙げないけど)」にピンときてないものがいくつかあって老化なのかただの趣味の合わなさなのか、みたいなことを感じたりもしたり。とはいえなんだかんだ毎年新しいものとの良い出会いはあるので来年もそういうのを期待して今年のまとめといたします。よいお年を!!