たにみやんアーカイブ(新館)

音楽について何か話をするブログです

2020年5月に聴いて良かった音楽

一部4月最終週分が入ってますが、5月になってから聴いたので。

 

Awesome City Club「Grow Apart」

メンバー脱退、レコード会社移籍など色々あって心機一転の新作。今までずっとバンド名をもじったアルバム名であったのをやめたりしたこともあり、色々ゼロベースで考えられたのかなと思われるようなトライもありで好感。

 

ゲスの極み乙女。「ストリーミング、CD、レコード」

他の川谷絵音WORKSと比べてのゲスの極み乙女。の特長って男女ボーカルで曲の変化や見所がたくさんあることだと思うんだけど、そこと元々のメロディーの良さにかなりフォーカスされている印象。今までは飛び道具感・トリックスター感もあったけどその辺はより濃ゆいジェニーハイって存在ができたからそっちに割り振るようになった感。

 

ロバート・グラスパー「Fuck Yo Feelings(Instrumental)」

去年出たアルバムのインストバージョン。元々超良い演奏だったわけなのでさらにそれが引き立つ。そしてイヤホンで聴くとクリス・デイヴのドラムの音が暴力的な大きさで良いw

 

mei ehara「Ampersand」

5月一番たくさん聴いたかも。カクバリズムの新進気鋭のミュージシャン。フィッシュマンズあるいは初期ceroを彷彿とさせるようなダブみのあるサウンドが聴き心地良し。ボーカルもまったりめのサウンドに合ってて良いね。

 

藤井風「HELP EVER HURT NEVER」

今っぽさ満点のブラックミュージック味のあるシティポップ的なサウンドで「何なんw」ってタイトルで肥溜めにダイブって歌ってそれでかっこいいのがヤバい。

 

the 1975「Notes On A Conditional Form」

去年のサマソニで優勝だったthe 1975の新譜。割とベタに直球なロックナンバーから打ち込みありシューゲイザーありでめちゃくちゃバラエティに富んでるんだけどとにかくボリューミー。22曲で1時間21分という時代の流れに抗うかのような大作。これをやってのけてしまうあたりに彼らが今世界の音楽におけるトップランナーであるということを実感する。

 

そんなわけでもうすぐ2020年も折り返しですね。