たにみやんアーカイブ(新館)

音楽について何か話をするブログです

2021年4月に聴いてよかった音楽

遅れた分を取り戻すシリーズ、なんとか5月内に完了できる(しかし、すぐ6月になってしまうw)。4月は引越しとかで色々バタバタしてたけど、色々良いものあったですね。

 

lyrical school「Wonderland」

今の5人になってからの3作目。今っぽいトラップ楽曲から歌メロ色の強い曲にオリエンタルものやオールドスクール的な曲もあり最後にゴスペルもありで個々の楽曲の出来はこれまでの積み上げもありピカイチ。ただその分アルバム全体としての統一感みたいなものは薄いような感じも。コンセプトアルバムっぽさはなかったなあという印象(制作トーク聞いてもノーコンセプトっぽく思われたというところもあるんだけど)。個人的にはコンセプチュアルであることはそこまで大事ではないと思うので、これくらいの塩梅で良いとは思うけど。

 

AFRO PARKER「After  Hour」

中堅社員の悲哀みたいなものを表現した1曲目がとても良い。リアル。こういうヒップホップもあっていいと思う、というかこれもまた自己表現としてのヒップホップの一つの形だよなあって思う次第。

 

Porter Robinson「Nurtur」

透明感があるサウンドのエレクトロミュージック。男女デュエット的な曲も実は自分で歌ったものをエフェクト処理しているのを知って驚いた。本人が日本のカルチャー大好きなのもあり、割と日本人にとって聞きやすい音になってるんじゃないかなとか思う。

 

くるり「天才の愛」

ファンファン在籍のラストアルバムなんだけど、本人が「やり切った」というのがよくわかるくらいの充実な作品。いつものくるりなんだけど、変化や進化は常に感じられる。野球選手の名前をひたすら連呼し続けていく「野球」とかよく考えついたなあと(それでいてポップスの曲としてきちんと成立している)。

 

 

YUKI「Terminal」

前半は打ち込み中心で後半はバンドサウンド主体、さらにはストリングス入りの楽曲やジャズっぽい意匠を含んだサウンド(しかもドラムが石若駿!)などかなりバラエティに富んだ作品となっている。バラエティに富んでいてもYUKIの記名性の高いボーカルがきちんと各楽曲を繋いでいる感じがあって、歌声の存在感の大事さを改めて思わせる。個人的には大名盤「うれしくって抱きあうよ」に並ぶ出来栄えと思えてくる。オススメです。

 

というわけで次回に続く〜今回の文章は大半は買い換えたiPadで書きました。もうちょい書く量増やしたいですね。