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「続ける」ではなく「やめない」という先輩達からの教え:書評「ネットで成功しているのは<やめない人たち>である」

Book

昨日高校時代の同級生と新年飲みをやったんだけど、その時に「YouTubeニコニコ動画に動画をアップする人って、何をモチベーションにしてやってるんだろうね」っていう話になった。その時ちょうどこの本を持っていた(読もうと思ってただけで読んではいなかった)ので、みんなに紹介したんだけど、せっかくだからすぐに読んでひとネタということで、がーっと今日の夕方に通して読んだわけ。

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

駆け出しひよっこブロガーとして、先輩方々の声とか聞いてみたいなあということで買ったもの。とはいえ、このブログは週1回更新するかしないかくらいのペースだけどmixiに日記書いてた頃は毎日に近い状態で書いてたし、なによりTwitterでは1日に約30Post平均くらいでとにかく何か書いている。そういう意味では僕もこの人達と同じ部類に入る人だし、とにかく、こういうことをする人たちの考えを知ることができるって何故かあまり周りにいないので面白そうと思ったのも買った理由。何にしろ、こういう本ってそういえば無かったよなあとか思いながら買った。

この本は、自らもアルファブロガーであるいしたにまさきさんが、同業者である著名ブロガーさん達(ブロガーではないネット上の著名人含む)にアンケートをとって、それを分析した結果から、ネットで活躍しようとしている人がどんなことを考えているのかを探ってみた本。自分がTwitterでフォローしている人もたくさんいたりで、興味津々。因みにアンケート対象者の一覧はこちら

さて、いしたにさんがみなさんに送ったアンケートの内容は以下の通り。

  • お名前
  • Twitter ID
  • ご自分のWebサイト、ブログなど
  • いちばん好きなWebサイト(Webサービス含む)は?
  • 初めて見た時にいちばん衝撃を受けたWebサイト(Webサービスも含む)とその理由
  • ネットで情報発信する際にいちばん必要な個人のスキルはなんでしょう?
  • あなたがネットで情報発信する際に心がけていることは?
  • あなたがネットでの活動を続けることができた理由はなんでしょう?なぜ続いてきたのでしょう?
  • 収入の変化はありましたか?
  • 収入の変化はどれぐらい経ってからですか?
  • アクセス数を増やす工夫をしていますか?
  • フォロワー数を増やす工夫をしていますか?

第2章で一斉に公開されている110人分の回答はものすごく面白い。ブロガーの人たちはIT業界の人が多いんだけど、その中でもインフォシークの立ち上げをしていた樋口理さんGoogleを見た瞬間にものすごく衝撃を受けたという話は当時の事を思うと感慨深い。確かに自分もGoogleを初めて使ったときは異様に正確な検索ができるということに衝撃を受けた記憶が。

そしてそれぞれの人が発信することにどんな思いを持ってやっているかの話は、まさに十人十色だけど、僕は以下の傾向を感じた。

  • ネガティブにならない
  • 自分のために書く
  • ネットを介して人と繋がれる
  • 好きだから、楽しいから

1番目は「ウェブ進化論」でも言及されてたネットのオプティミズム的なところかな。本来ネットはオプティミズムに溢れてるものだし、やっぱりポジティブじゃないと楽しくないよねって話。とはいえ、「炎上しないため」にネガティブな内容・一方的な批判を避けるという人も結構いて、みんな注意を払いながらやってるんだなあと。

2番目は「まずは俺のために書く」という直球なコメントの人から、「書くことによって自分が成長できる」と答える人もいたりだけど、書くことが自分にプラスになっているんだという話。僕にとってもこの部分は結構大きい。情報をインプットしてるばかりでは身につかないっていうのが信条で、実際にアウトプットすることで本当に身につく物になると思っている。だからとりあえず書く。

3番目はコメントが来たりって話で、mixi日記にコメントがついたり、Twitterで@返してもらったり、Blogにコメントがついたりとかするのに喜びを感じるって話だけじゃなくて、ネットでの活動がきっかけで知り合いが増えたり、新しい世界に踏み込めたりする事が楽しいって話だと思う。この前の書評著者本人に「すばらしい書評」と褒めてもらえたのは嬉しかったし、一歩通行じゃなくてコミニュケーションできるのがインターネットのいいところだと思う。その割には独走状態の文章を書くことが多い僕だけど…

4番目は言うまでもないな。楽しかったり、好きだったりしないと続けられないよね。やってるけどつらいんです…って人はあんまりいないと思う。ていうかこのアンケートには答えないかな。

そのうえで、これらのアンケートの共通している傾向として、著者は「無理をしない」「やめない」ことを感じ取っている。それと「スルー力」を絡めて、ネットでの情報発信を続ける人のマインドセットに大いなる共通項を感じ取っている。この無理をしない間隔っていうのはものすごく大事だと思う。「mizi疲れ」とか「Twitter疲れ」とか言うけど、疲れるようなやり方をしてたらそりゃあ続かないよね。うん。それから自分らしさを持つこと。無理してアクセスアップを狙ったり変化球投げたり別人格演じたりしても続かないよって話。そう考えると、いうほどリアルとネットって離れてない(というより離れられない)んじゃないかとも思えてくる。

やっぱり自然体が一番だよね(お前は自然体過ぎだろって声が聞こえてきそうだけど…)。このブログ、あまりにも書かなさすぎるときもあるけど、ほどほどのペースを守りながら楽しんでやっていければなあということを再度思った次第。先輩達の体験談を読んでがんばろうと改めて思った。うん、この本面白かった!

んで、うp職人はなんだやり続けるのかかって話?それもまたここに書いてあるような話なんじゃないかなあ。うん。