たにみやんアーカイブ(新館)

音楽について何か話をするブログです

奇跡のライブ!レキシ「皆と遺跡を巡る前に、ちょっくらメリークリスマス」

というわけで、12/25に行ってきました。

浅草にある服屋「The Three Robbers」にて行われたレキシ今年最後のライブ「皆と遺跡を巡る前に、ちょっくらメリークリスマス」。一般倍率45倍という強烈な倍率でしたが、縁あり参加できたので、この記念碑的なライブの様子を例によりレポート。

まず登場したのは池ちゃんサンタ。サンタですよ!サンタさんですよ!…ちょっと違うな。ともあれレキシのおじちゃんがクリスマスモードの中、最初の曲が始まったわけ。

1:きらきら武士 2:真田記念日 最初はかなりアップテンポな曲からのスタート。「きらきら武士」は今まではアコースティックセットだとゆっくり目のテンポでやることが多かったけど、 今回はオリジナルと同じテンポ。しかしだね、この2曲ではホントにとなりの登呂遺跡さんのパーカッションが走りまくってて物凄かった。後にお館様(池ちゃん)が「野生の馬」と称するに至るわけでして。そのまま野生の馬を歌うも「野生の馬ー野生の馬ー」の輪唱しか歌えないお館様wwwそれはさておき、歌詞とかコールアンドレスポンスはネタ満載ながらも、決して音楽的な部分で手を抜かないのがレキシさんのいいところ。というか音楽的にはめちゃめちゃかっこいいしね! ひとしきり終わってから恒例のMCタイム。いきなりメンバー紹介。ももいろグローバー(とりあえず言ってみた)とか、相変わらずノープラントーク。あと、中臣鎌足がいたらしい(僕には見えなかった)。東インド貿易会社マンの「日本の歴史的にはクリスマスはいつ頃からなんですか?」との問いに完全に無関心なお館様w 今回はひこにゃんとおしなり君(スカイツリー出来た記念の墨田区公認ゆるキャラ)が終始お気に入りでしたとな。

3:どげんか遷都物語 4:HiMiKo そんなわけで次の曲へ。どげんか遷都物語は通常運行。と思いきや、最後の「どげんか遷都〜♪」のリピートでなぜか膠着するお館様と東インド貿易会社マン。「この状態をどげんか遷都だよ」wwこの後どう展開するか忘れたっぽいww まあそれはさておき、その後HiMiKoは今日も絶好調。 「ブレイク」のかけ声が「ハブアブレイク!」になり、「一色紗英!」へと。この後のブレイクコールは全て「一色紗英」になった今日。いつもながら高まったお館様、最後のサビで「卑弥呼!!!あ、いた!!卑弥呼!!!………違った…(´・ω・`)」という感動の一歩手前まで。東インド貿易会社マン「あのシーン好きなんだけどさ、ホント今回はウルッときちゃったよね」とのコメント。ホント真に迫ってた。しかしその絶叫の後遺症で頭痛がしてしばらく歌えなくなったというwwそして当然ながらの「邪馬台国→海女催促」のコールアンドレスポンス。これいつまでやり続けるのみたいなwww その後のMCでは、「話すことをメモしてたんだ」とiPhoneを出して読み上げ。「ももいろグローバー」。またかよ!その日にさいたまスーパーアリーナであった「ももいろクリスマス」の限定CDを購入するために物販列に並んでた僕は無駄にテンション上がるw そのほか「石原軍団ではテンションの高い舘ひろしが好き」等、相変わらずの無駄トークww

5:ペリーダンシング 6:レキシと遊ぼう ペリーダンシングの出だしで出し惜しみするのはもはやおなじみ。「もう〜 、闘牛なんだから(既に脱いでたサンタ装束をひらひらさせながら)」とか。メンバー動じない。客も動じない。そんなわけでちょいちょい出し惜しみしてからおしなり君(ジョージと命名)に「もう〜、強引なんだから♡」とのかけ声でスタート。相変わらずこの曲かっこいいよ。ファンキー。 そこから普段だとアンコールでやる「レキシと遊ぼう」。この曲楽しくて大好き。お館様曰く「レキシって暗記する科目みたいな感じで面白くないイメージを払拭して、たの死も追うという気持ちで作った」曲。それがここまでのピースフルな曲になるんだからたいしたもんだよなあと。お館様の音楽センスには本当に敬服。

7:妹子なぅ 8:Let's忍者 MCの流れから「よし、気付いた曲やろう」ということでおそらくセトリの順番を入れ替えて始まった妹子なぅ。なんともハイテンションな感じで演奏も走る走る。この曲本当にポップでいいよね。 そこからのLet's忍者。 「自分を見張っている忍者に恋をしたお姫様の話」。そして相変わらずのコールアンドレスポンス。「歌う?」「やりたい人だけでいいけどね」そして、出てしまった禁断の「キャッツ忍者」。あのポーズと共にやってしまった…どうすんのよこの後。

9:狩りから稲作へ というわけで、「キャッツの歌やります、もうやっちゃったけど」ということで「キャッツの歌」ことこれぞレキシ ともいうべきアンセム「狩りから稲作へ」。「今日開演時間が早いのは狩りから稲作に移行するためだからね!ちゃんと夕飯食べる前に稲植えるところからやるんだよ!」とのこと。 いつもは誰かしらゲストがいるもんだけど、今日は誰も来ず、3人のみでの演奏。しかし相変わらずいつも通り。高床式〜ねずみ返しのコールアンドレスポンスは変化球満載。高岡早紀さん、いつもネタに使わせてもらって本当にありがとうございますと感謝の意表明。そして「キャッツの歌」といってた割には1回しかやらなかったキャッツ。そして新たな定番になった「沢口靖子〜リッツ」もお館様が腕をマイクスタンドにぶつけたため1度だけ。コールアンドレスポンス的には不完全燃焼感があったけど、相変わらず笑わせてもらい、今回も「SAY YES〜♪」で締め。

そんなわけでアンコール。アンコールでは、お館様はスリラバに最近据え付けられたピアノを使うことに。このピアノは元々石巻にあった物で、津波にのまれたあとで修理されたものを上原ひろみが気に入って引き取ったけど置き場所がないからスリラバに寄贈したよというお話。そしてその上原ひろみが今日来てる!え、うそ!という感じながらも、この編成で、とおうか今回おそらく初披露のこの曲。

En1:ほととぎす 冒頭「来ないからね!みんな期待すると思うから言っとくけど、来ないからね!」と、釘を思いっ切り刺してきたお館様。しかしながらこの組み合わせでの男声ハーモニーもなかなかなもんです。最初のとなりの登呂遺跡によるホトトギス笛も良かった。原曲がいいんだもんな。そんな感じで終始 ピースフルに展開してたところでお館様からの一言。「リーダー(上原ひろみのこと)、こっち来られる?」そこで、まさかの上原ひろみ登壇。そして自らが気に入ったというピアノでの演奏。とにかく弾きまくる。まずはお館様との連弾。お館様のピアノテクニックもなかなかなもんだけど、上原さんやばすぎですよ。どうしてそんなに激しく美しく弾けるの!?もう終始感激しっぱなしでしたよ。そこからお館様はいつものキーボードに戻り、ピアノは上原さん独占状態。そこからのソロはめちゃくちゃ鳥肌が立った。激しくも楽しく美しい。なんという…そして上原ひろみの伴奏のもとみんなで大合唱。上原ひろみですよ。グラミー賞ですよ。日本有数のピアニストですよ。そんな彼女が服屋でやる50人くらいのライブにゲスト出演して、打ち合わせ無しでピアノガンガン引いちゃって、それと一緒にお客さんが歌うわけですよ。そんなこと、そうそうあるもんじゃない。ていうかもうないかもしれない。音楽の神様からのクリスマスプレゼントだったんじゃないかなこれ。上原さんのピアノはホント魅力的だった。矢野さんとの共演アルバム聴いてて元々いいなと思ってたけどやっぱり生は違う。本当に違う。あの人はピアノの女神だよ。激しく、麗しく、チャーミング。こんな近くで見られて、聴けて、本当に奇跡としか言いようがない。本当に最高だった。 因みにお館様、上原ひろみからは レキシネームをつけろと会う度に言われそれを拒否してるそうな。今回つけるかと思ったら、ひこにゃんのぬいぐるみを渡して「それ画今日のギャラね」とのこと。うーん、うまく(?)ごまかしたな。

En2:LOVEレキシ 最後はレキシらしいピースフルな締め。みんなで大合唱。満足。

そんなわけで11曲を2時間半かけていつも通り終了。いつもレキシのライブは楽しくておなかがよじれちゃうけど、今回もその例に漏れず。しかしながら、音楽的にもかっこいいところは相変わらずな上に今日は究極のスペシャルゲストが登場という話でして。今年1番ライブ見たバンドだけど、全て見置いて満足だったし最後にここまでやってくれるなんて!と感動しきり。来年のLIQUIDROOMのチケットももう買ったし、来年もよろしくお願いしますですよ、レキシ様!