というわけで今年もいよいよ終わり、という感じになってきましたので、いよいよ毎年恒例のあれ、行きたいと思います。2015年マイベスト。昨年同様楽曲はベスト10、アルバムはベスト20で行きます。一応いくつか条件があります。邦楽・J-POP縛りで1ミュージシャン辺り1つにすること、それからネット上に何らかの聞ける音源(YouTubeかSoundCloud)があることです。あとこの次に年間ベストアルバムを出すので、それとの兼ね合いもちょっとだけ考えたり。そしたらなんか若干面白みのないランキングになった気もしなくもないな…
因みに過去のベストはこちら。アルバムとは違って最近しかやってないの。
2013年 1位:パスピエ「On The Air」
2014年 1位:きのこ帝国「東京」
それでは行きましょう。今年からApple Musicへのリンクもあるものにはつけるようにしました。さすがにGoogle Play Musicまではカバーしきれないのでそれは各自で頼むよ。
10位:椎名林檎「長く短い祭」
僕にとっては、ホセ・ジェイムスとコラボしてた椎名林檎がこういう曲を出すということは悲願だったかもしれない。ネオソウル・今ジャズ的な意匠をJ-POPに、というより椎名林檎に持ち込んだらこんなにも妖艶な雰囲気の曲になるんですね。浮雲とのデュエットと言うこともあるんだけど、めちゃムーディーなサウンドで良い。
9位:赤い公園「KOIKI」
今年のギターロック方面での優秀賞。赤い公園の楽曲は全体的にガチャガチャしている感じがあるんだけど、それがきちんと調和取れているような感じになっているのが良い。なのですごく好き。ただリスナーの耳にしがみついて離せなくするような音数が多いだけの楽曲とは違うと思うの。
8位:Emerald「ふれたい光」
日本版ネオソウル系の中では独特な音の温かみを持つEmerald。この曲について言えば、後半のドラマティックな展開がめちゃくちゃ気に入った。
7位:清 竜人25「Mr.PLAY BOY…♡」
今年多分リリスクの次くらいに通った(それでも一桁回数だけど)清竜人25。その中で一番良かったのは間違いなくこれ。ビッグバンド系のオケが入る曲に僕がめっぽう弱いってのと、単純にスケベ一直線ともいうべきな勢いにやられて選出。清竜人25の特徴として挙げられる「非現実感」というものがトップクラスに出ていたと感じるところ。
6位:BABYMETAL「Road of Resistance」
ベビメタでは珍しい、それなりにメッセージ性や主張がある歌詞。単純に僕がメロスピ・パワーメタルものが大好きというのもあるけど、聴くとなんか気合が入る。良い曲だと思います。
5位:esno「21時のクラゲと月 feat.ボンジュール鈴木」
esnoのアルバムは夏にめちゃめちゃ聴いていたんだけど、その中でも一番好きなのはこれ。美メロっぽいオケに舌ったらずなボーカルで完全にあざといの塊以外の何物でもないんだけど、残念ながら好きだ。笑
4位:Shiggy Jr.「サマータイムラブ」
Shaggy Jr.の曲は明るいサウンドでちょっと切ない内容を歌うっていうギャップに本質があるんじゃないかと思っているんだけど、個人的には歌詞自体もなんかひきつけられるものがある。普遍的なものにこれから進んでいきそうだなあ、ということを強く感じる。
3位:cero「Summer Soul」
ロケ地が自分が通ってた大学の周り!というのもあるけど特にサウンドというかリズムのグルーヴ感が自分好み。CDリリースに先駆け最初にライブで聴いた時に「あ、これはすごい」と確信した。
2位:Negicco「ねぇバーディア」
なんかこの前と入れ替わっている気がするけど堪忍な!Negiccoと池ちゃんが組んで良い曲にならないわけがないと思っていたけど、やっぱり出来上がりは一級品であった。エビ中に過去提供した曲と割と曲調なんかは似ててなるほど…という感じで、あとはNegicco3人の魅力分上積み。
1位:lyrical school「ゆめであいたいね」
リリスクとtofubeatsの最高傑作。単純に曲のヒキは「おいでよ」「プチャヘンザ」の方があると思うけど、楽曲の作りはよく練られている(メロとサビでリズムが変わってるところとか)と思うし、メンバーの魅力はかなり出ていると思うのです。ヒップホップっぽいかというと少し違うところがあるかもしんないけど、単純にポップソングとしてすごくよくできている曲だと思う。
総評。レンタルCD、SoundCloudやBandcampなどのネット音楽に続き今年はサブスクリプション型定額配信が登場することで、たくさんの音楽を聴くこと自体はものすごく簡単にできるようになっている。それだけに、アルバムを離れて楽曲単位でよく聴いたもの、となるとどうしても自分が元々よく聴いてたものを選びがちで保守的なセレクトになる、という話を実感した。そのあたりトップ4には如実に出ているわけですが、その分アルバムの方はそういう縛り・くくりみたいなものからかなり外れたような気がするのでご期待ください。笑