2020年9月に聴いて良かった音楽
中間決算的なアレの関係だろうか新譜がたくさん出てて良いものたくさんでした
BBHF「BBHF1〜南下する青年〜」
満を辞しての2ndアルバム。Galileo Galileiの時同様に洋楽みたいというか同時代の洋楽ロックとの同期性を感じる充実の楽曲群。
早見沙織「GARDEN」
前作「JUNCTION」から打って変わってのいわゆるポスト・シティポップ的なヴェイパーウェイヴ・フューチャーファンク的な楽曲群。一聴して「ふむふむ」と思ってたところに本人インタビューで「私Night Tempo古参です」との言葉がありめちゃくちゃ納得した。
SILENT SIREN「mix10th」
サイサイももう10周年なんですね。ここ数年はバンドとしての集客規模が大きくなるのに応じてバンドサウンドとしてのかっこよさとボーカルすぅの声質などから本来的に備えてるかわいさのバランスに苦慮してる印象がある。メロディは相変わらず良いので個人的には個性をもっと出してほしいなって思う。他のバンドと同じことやっても仕方ないので。
Kaede「秋の惑星、ハートはナイトブルー」
Lamp染谷大陽とウワノソラ角谷博栄のプロデュース作品なんだけどホント秋に聴くにふさわしい作品になってるしボーカルの声質とマッチしながらおとなしくなりすぎず軽快に鳴る楽器隊がものすごく心地いい。かえぽソロの最高傑作と個人的には思うところ。
あいみょん「おいしいパスタがあると聞いて」
あいみょんの新譜は湘南乃風みたいなタイトルだが(語弊)、引き続き引き続きよい歌が揃ってる。先行シングル「ハレノヒ」「裸の心」とかは歌い出しのメロディがなんか印象に残るし書き下ろしの「朝陽」はイントロのギターフレーズの爽快感がすごい。シンガーとしてもソングライターとしてもまだまだ先に進んでるのすごいなって思う。
ペンギンラッシュ「皆空色」
ペンギンラッシュ、ビクターからメジャーデビュー。1曲目がなんかEGO-WRAPPIN'ぽいけど良いのか。しかしこれまで同様のジャズテイストを取り込んだ大人なバンドサウンドというコアな部分は変わってないので安心。次の「二〇二〇」のドラムが好き。
ENDRECHERI「LOVE FADERS」
言わずと知れた堂本剛ソロプロジェクト。ファンク中心のブラックテイスト満載の音楽は自分的にもかなり好み。個人的にはもっとブイブイ言わせておいてほしい感もあるけど、彼の色気ある声がカッコ良かったりするのでわOKだなって思う。
ラブリーサマーちゃん「THE THIRD SUMMER OF LOVE」
音が重いダウナーなこれぞオルタナティブロックという感じなのが良い。ジャケットアートワークに出てるようなサイケっぽい感じも出てるしボーカルの気だるい感じも合ってるし。これまでの路線の延長上ではあるけど一つ到達点にたどりついのではと思われる会心作。
asmi「bond」
若干ウィスパーボイスっぽい一面のあるボーカルとメロウなトラックのハマり具合がとても良い。半分くらいの曲名が食べ物なんだけど歌詞が「クリームソーダってそんなにめちゃくちゃおいしいわけじゃない」とかなんかシニカルなのが良い。
降幡愛「Moonrise」
がんばルビィの声優さんの歌手デビューアルバム。歌声が全然違うのにも驚きなんだけど、80年代シティポップ感。本人が相当好きだからってことでこういう形になったということなんだけどなんだかんだ現代風にはなってて、早見沙織さんのアルバムとは好対照というか、1曲目は似てる気がするけどそこから逆方向に分岐する感じw特に中盤の曲でベタさをうまく現代的にデフォルメしてるなって思う。
ゆったり買いてたら結構時間かかった。来月もネタはたくさんありそうなのでがんばります