2022年1月に聴いてよかった音楽
頑張って今年もつけていきます。
マカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待」
取り立てて新規性みたいなものはなくて王道の邦楽ロック的な感じなんだけど良い。シティ成分もラウド成分もなく90年代後半のバンドからの影響が感じられる所で、今の時代の若手としては新鮮なのかも。
宇多田ヒカル「BADモード」
新規の書き下ろし曲少ないしまあ…とたかをくくってたら不意をつかれてクリーンヒットの一撃を喰らったというか。少ない音数でもこれだけ情報量のある音像を作れるのかという感想(そういう点ではJPOPらしさが薄いので合わないという人はそれなりにいそう)。「One Last Kiss」をはじめとする既発曲もアルバムという形にまとめられて聴くとよりそれらの曲の強度が際立つという構成。そして表題曲以外の新曲「気分じゃないの(Not In The Mood)」、「Somewhere Near Marseiles〜マルセイユ辺り」の2曲がそれらを繋ぎアルバムの流れを成立させてる。というかこの 2曲が強い。Floating Pointが参加した「Somewhere Near Marseiles〜マルセイユ辺り」とか11分超の長さでしかも歌詞の大半が英語で。何かというカテゴライズをすることがいい意味で難しい、現代ポップミュージックの最前線を往く会心の一作。
リーガルリリー「Cとし生けるもの」
リーガルリリー、久々に聴いたらとても凛とした佇まいの音を出すバンドになっていた。シューゲイザー的なサウンドは厚みを増し、少しか細かった声は味を残したまま存在感を増している。
さよならポニーテール「銀河」
昨年11月リリースのアルバムが今年になってようやくストリーミング配信されたので聴いた。ここ数作の流れを汲んだバラエティ豊かなポップス作品集というのが今作。前半の「劇場」「キマイラ」といった曲が強いが後半もビートが特徴的な「ちいさわへいわ」をはじめとしてバラエティに富んで?良い曲が揃ってて端的に好き。
蒼山幸子「Highlight」
ねごとのヴォーカル&キーボードだった蒼山幸子の1stフルアルバム。ねごと解散の半年後に出したEPの曲の再録とか先行シングル曲からねごと(特に後期)の流れを汲んでいることを感じさせるんだけどその一方でゆるやかなバラードや今っぽいビートでクロスオーバー感のある「PANORAMA」など新基軸も感じさせるところでこれからに期待。
2月分も程なくアップできれば〜