2021年マイベストディスクトップ20
先日のソングトップ10に続き、アルバム単位でのベスト20をまとめてみました。アルバム聴きする旧世代の人間なので、ベストソングよりベストアルバムの方がサクサク選べるんだよね。
過去のものはこちら。
2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
自分的にどういうアルバムを選ぶかについては選考基準的なものがあるので書いておきますね。ちなみにこれは毎年の使い回しです。
個々の楽曲:当たり前だけど収録曲が良いと思うかは超大事。ちなみに歌詞やメロディにあまり関心を置いておらず(もちろん強烈なインパクトがあれば覚えるけど)どちらかというとアレンジ・ビート・あと言葉を音にはめた時の気持ち良さみたいな方を重視。
構成の妙:つまるところ曲順。個々の良くても、明らかにかみ合わせの悪い並び順になっていたりしてるとつらい気持ちになります。
成長性・進化:アルバムというのはシングル以上にそのミュージシャンの一定期間における活動のまとめというような色彩を持つと思うわけ。だから、やっぱり前より良くなってほしいしマンネリ感や成長が見て取れない感じを見ると「惜しいな」と思っちゃう。
時代性:「この2021年に鳴るべき音か」とかいうけどハイパー主観に満ちた要素。どちらかというと懐古的表現やちょっと前の焼き直し的な作品に「この時代にこれかよ!」みたいな減点要素に使ってしまってる気もしなくもなく。
それではどうぞ。順位は結構ノリでつけてます。
20位:ずっと真夜中でいいのに。「ぐされ」
19位:Cocco「クチナシ」
18位:aiko「どうしたって伝えられないから」
17位:くるり「天才の愛」
16位:和田彩花「私的礼讃」
15位:mekakushe「光みたいにすすみたい」
14位:アナログフィッシュ「SNS」
13位:中納良恵「あまい」
12位:Hiatus Kaiyote「Mood Valiant」
11位:Official髭男dism「Editorial」
10位:Porter Robinson「Nurture」
9位:Homecomings「Moving Days」
8位:小袋成彬「Strides」
7位:lyrical school「Wonderland」
6位:橋本絵莉子「日記を燃やして」
5位:CHAI「WINK」
4位:Arlo Parks「Collapsed in Sunbeams」
3位:土岐麻子「Twilight」
2位:ザ・なつやすみバンド「NEO PARK」
1位:YUKI「Terminal」
YUKIのアルバムは初っ端から良かった。時代がどうとかそういうのでなくやっぱりつかみって大事だよねという当たり前の原則を再確認した。土岐麻子のアルバムもだけどアルバム先頭曲のイントロ〜歌い出し、大事。
ベストソング書いた時にも思ったんだけど全般的に保守的な選出になった気がする(ベストソング側の方がその傾向はより顕著だけど)。これは在宅勤務主体で打ち合わせバンバンしてて音楽聴く暇があまりなかったというところが大きいように感じる(決して老化ではない、決して……)。
そんな中でやっぱり前作からの上積みが感じられた(というかスタイル模索してた中で解を見つけた感のある)CHAIやHomecomingsのアルバムは好印象。あと新顔としてはArlo Parksとnekakusheあたりか。あやちょのソロ作も良かった。
ちなみに上位はかなり団子で順位付けには苦労した感。全体的な本命不在感というものが個人的にあったんだけど、そもそものリスニング時間が減ってる中新譜の数が減らないので全体的に消化不良になってしまったかも。
とはいえ今年出た音楽がダメかっていうとそんなことはなくて日々良いものが出てるなあと思わされるので来年はもっとたくさん新しいものに触れたい。
それではみなさん、よいお年を!(唐突)