何か大きな出来事に押しつぶされてしまってますが。そしてまた今月も特定発売日の作品に寄ってしまったのであった
香取慎吾「東京SNG」
主にスウィングジャズ歌謡的なアプローチが目立つ1枚。こういうの大好き。ちょっと古めなスターっぽい感じもするけどその意匠を乗りこなすことができるのは香取慎吾だからこそ、という感じもある。
lyrical school「L.S.」
このアルバムについてはここで語るのはなんというか難しい。今ここで書けるのは「これまでの5年間の積み重ねが花開いたとても素晴らしい宝物のような作品であるということ。どの曲を聞いてもリリスクのメンバーへの感謝の気持ちが絶えない、そんな作品。ちゃんとしたことはまた別途書きます。
レキシ「レキシチ」
レキシ7枚目のアルバム。シティポップ・AORっぽさが前面に出てて洒落てる1枚。歌詞は相変わらずだけど。カネコアヤノ・atagi・打首獄門同好会といったゲストのチョイスも旬をおさえててかつサウンド的にもマッチしている。歌詞は相変わらずだけど。
羊文学「our hope」
アニメ「平家物語」の主題歌だった「光るとき」がめっぽう良かった羊文学のニューアルバム。シューゲイザーみのある気だるいバンドサウンドというのが特徴だった彼女達の音楽に少しずつポピュラリティが芽生えていってるのを感じられる一作。
春ねむり「春火燎原」
凄かった。いわゆるインディ・オルタナティブロックの系譜にある(けれども様々なものを参照しているとみられる)サウンドに乗せたラップとポエトリーリーディングの間を行ったり来たりするような独特のフロウ、そこで歌われる切実さ。今聴くべき音楽が、ここにある。
YanKaNoi「ALMA」
トクマルシューゴのサポートミュージシャンとして色々な楽器を奏でているyunnikoさんのソロプロジェクト。なんと前作から7年半ぶりのアルバム。楽曲それぞれが丹念に作られた伝統工芸みたいな繊細な音の集まりで、かけられた時間にも納得の仕上がり。